午前8時、予定より1時間早くMazatlan港に到着。

世界一周の豪華客船も立ち寄るというから大きな港をイメージしていたのだが、なんのことはない小さな港だった。
フェリーから降りて歩いていくと、船着場にあるバス会社のカウンターから「メヒコ(スペイン語で『メキシコ=メキシコシティー』のこと)?」と声をかけられた。
僕がキョトンとしていると、おじさんはポケットからメモ帳を取り出し、「693ペソ」と書いて僕に見せる。
つまり、Mexico Cityまでのバス料金だろう。
実は、僕はこの時点でもまだ迷っていた。
Mexico Cityに行く前にGuadalajaraやGuanajuatoに寄るかどうかを。
ただ、このままのペースではいつになったら南米に入れるか分からない。
心の中では7割方Mexico City直行だったのだけれど…。
そんな僕の背中を押したのがおじさんのひとことだった。
「じゃあ、600ペソでいいよ」
僕は思わず財布から200ペソ札を3枚取り出していた。
問題は出発時間だ。
午前中に出る便もあるのだが、それではMexico City到着が深夜になってしまう。
いくらなんでも深夜の大都市を1人でうろうろするほど僕に根性はない(笑)。
ということで午後2時Mazatlan発、翌朝6時Mexico City着の便を予約することにした。
港をブラブラ散策したあと、タクシーでバスターミナルへ。
 
カウンターの掲示で気になるバス料金を確認してみると、Mexico City行きのお値段はやっぱり693ペソ。
ちょっと得した気分だ。

バスの出発時刻が近づくと、あちらこちらでくりひろげられる別れのシーン。
きっとそれぞれにドラマがあるんだろうなぁ。
<今日の支出>
バス代(Mazatlan - Mexico City) 600ペソ
タクシー代(港 - バスターミナル) 20ペソ
有料トイレ 2ペソ
ホットドッグ 7ペソ
スポーツドリンク 12.75ペソ
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