朝6時、バスは予定通りMexico Cityのターミナルに到着した。
早朝だというのにたくさんの人でにぎわっている。
タクシーを使うか地下鉄を使うか迷ったあげく、地下鉄を選び、市内の日本人宿San Fernando館へ。
各情報源で「ラッシュアワーの地下鉄は絶対に避けるべき」といわれているのに、僕が乗った3号線はすでにギュウギュウ詰め状態。
いきなり緊張を余儀なくされたのだった。
スリにあうこともなく、なんとか宿に到着。
San Fernando館はきれいな3階建ての建物だった。

予約もなしに飛び込んだにもかかわらず、パンとバナナに熱いコーヒーの朝食をいただく。
昨夜は満室だったのだが今朝出発する人がいるということでなんとか部屋は確保してもらえることになった。
部屋に荷物を置き、まずは熱いシャワー。
なにせ2日連続の夜行便で体が臭いのが自分でも分かるほどなのだ。
あぁ、せっけんっていい匂いだなぁ(笑)。
シャワーを浴びたら疲れも抜けて元気はつらつ。
さっそく地下鉄とバスを乗り継いで、郊外のテオティワカン遺跡に向かう。
今回の旅で初めての観光らしい観光だ。
テオティワカン遺跡とは、西暦350〜650年の間に20万人の人口を擁し、8世紀に謎の滅亡をとげてしまった巨大な宗教遺跡。
2つのピラミッドが有名だ。

「死者の道」と呼ばれる道を北に向かって歩いていくと正面に「月のピラミッド」、右側に「太陽のピラミッド」が見えてくる。
すぐ近くに見えているのたどり着くまでには思ったより時間がかかる。
それだけピラミッドが大きくて遠近感がおかしくなっているのだろう。

やっと「月のピラミッド」のふもとに到着。

近くに行けば行くほどその大きさが分かる。

実際に登る石の階段はかなりの急斜面。
息が上がってしまうのは寝不足のせいか、それとも標高が高く空気が薄いせいか。
いや、歳のせいだという説もあるぞ(笑)。

「月のピラミッド」頂上から見る「死者の道」。
今から1600年前、ここにはどんな人がいて何を考えていたんだろう、と想像力を働かせると感慨深い。
そしてこちらが「太陽のピラミッド」。

大きさではこちらのほうが上だが、僕は「月のピラミッド」の方が好きだなぁ。
2つのピラミッドに登頂して、足腰はガタガタ。
宿に向かうバスの中でホッと一息ついたら、途中の停留所でいきなり警官が2人乗り込んできた。
何かと思えば、乗客全員のボディーチェック。
もちろん僕も例外ではない。
街の中心部に銃を持ち込ませないためなのだろうか?
思わず「入り鉄砲に出女」なんていう言葉を思い出した。
宿に戻ってきて、近所のインターネットカフェでメールチェック。
管理人さんのご厚意で今夜は電話回線をお借りできるとのこと。
この日記が読めていれば、アップロードに成功したということですね。
<今日の支出>
メトロ(地下鉄) 1.5ペソ×3=4.5ペソ
バス(Indios Verdes駅 - 遺跡) 19ペソ×2=38ペソ
遺跡入場料 30ペソ
インターネットカフェ(40分) 10ペソ
これ、日記才人(にっきさいと)の登録ボタンです。いつもその1票に励まされてます。 |