バスは午前7時にクスコに到着。
ところが、頭痛はするは、手足の関節は痛むはで体調は最悪。
2日連続の夜行バスに加えて、もしかしたら高山病の症状がでているのかもしれない。
なんといってもクスコの標高は3360メートルもあるのだ。
クスコにやってきた目的は、この町がマチュピチュ遺跡へのゲートになっているから。
とりあえず、アルマス広場で旅行会社のオフィスが開くのを待つ。
クスコの町もこれまでの町と同じく、中央広場が町の中心。
ホテルや旅行会社もこの周辺に集まっている。
遺跡へ行くには自力でもツアーでも大して料金に違いはないと聞いていたので、それならツアーに乗っちゃった方が楽だと思ったのだ。
特にこの体調ではいろいろと気を使うだけでも疲れてしまうから。
9時過ぎ、荷物を持って旅行会社を次々に訪ねて情報収集。
ところが、値段がやけに高かったり、明日のツアーは満席だったり、値段とサービスの違いがはっきりしなかったりと、いまひとつ要領を得ない。
とりあえずホテルを決めて荷物を置いてから改めて出直そうと、広場に面したHotel Virreyにチェックイン。
体調が優れないので、少しぜいたく目のホテルだ。
フロントで「明日マチュピチュ遺跡に行きたいんだ」というと、「ウチでもコーディネートできますよ」との返事。
詳しく聞くと、これまでのどの旅行会社よりクリアな説明だし、値段も一番安い。
しかも、「高山病で頭が痛いんだ」というと、「これが効くといわれてるんですよ」とすかさずコカ茶を出してくる。
なんだか痒いところに手が届くサービスに感動して、ここでツアーを申し込むことにした。
3日ぶりにシャワーを浴びてすっきりしたものの、倦怠感は抜けない。
ここで治しておかないと後がつらいと思い、ホテルのベッドでしばらく横になることにした。
夕方まで寝たにもかかわらず、調子はいまひとつ。
このまま寝ていてももったいないのでクスコの町を散策することにした。
空気が澄みきって、町を取り囲むアンデスの峰がとても近くに感じられる。
石畳の通りはなんともいえない風情があっていい。
先住民であるインディヘナの割合もこれまでのどの町より多く、異国情緒をさらにかきたてる。
少しでも元気をつけようと、夕食はクスコにただ1軒という日本食料理店でカツ丼、みそ汁、日本茶を食べる。
やっぱり米を食べると落ち着くよなぁ。
<今日の支出>
タクシー代 3ソル
ホテル代 US$30
マチュピチュ遺跡ツアー US$95
インターネットカフェ 2.50ソル
カツ丼、みそ汁、日本茶 21ソル
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