午前4時半起床。
早朝のラパスの町は吐く息が白くなるほど肌寒い。
もう高山病の症状は出ないとはいえ、ここは標高3650メートル。
世界で最も高いところにある首都なのだ。
階段を昇るとすぐに息苦しくなるのが空気の薄さを感じさせる。
そりゃ、富士山とほとんど同じ標高なんだもんなぁ。
ホテルをチェックアウトしてタクシーでバスターミナルへ。
旅行会社の人が言った通り、そこにはChile Busのカウンターがあり、チリ行きの便も毎日ある。

よかった、これで足止めを食わずにすむ。
さっそくチリのアリカ行きチケットを購入する。
寝不足のためすぐに眠ってしまい、気がついたらあっという間にボリビアのイミグレに到着。
 
なんの問題もなく通過できた。
民族衣装を着たインディヘナの両替屋さんで手持ちの60ボリビアーノを5000チリペソに両替する。
5分ほど走ると、今度はチリのイミグレに到着。
  
すぐ近くにはアンデスの雪山も見える。
チリ入国の税関では食料品のチェックが厳しいと聞いていたが、僕のスニッカーズは無事、荷物検査を通過。
ま、生ものじゃないから当然か(笑)。
今回のバスはシートも良く、車内ではサンドイッチ、ハムカツピラフといった軽食も2回支給された。
いつもこんなんなら快適なのになぁ。
午後2時、アリカのバスターミナルに到着。
今日はこの町に泊まり、明日サンチアゴに向かおうと、明日のバス便をチェックする。
ところが、どのバス会社に聞いても明日のサンチアゴ行きは満車!
なんでもこの週末は連休で旅行シーズンなのだという。
慌てて手元のガイドブックを調べると、確かに9月18日、19日は祝日になっている。
ということは土日をはさんで4連休じゃないか!
日本のゴールデンウィーク並みだとすると、チリ国内の移動はそうとう制限されるぞ。
ヤバイ!
こうなったらバスを小刻みに乗り継いで少しでもサンチアゴに近づいて行くのが得策に違いない。
バス会社のカウンターを片っ端から回り、Tur-Bus社午後3時半発のアントフォガスタ行きを確保。
あぁ、アリカでは太平洋の海の幸を食べようとレストランの目星もつけていたのになぁ。
バスが出るまでの間に銀行を探すが見つからず、結局手持ちの現金は米ドルと5000チリペソのみ。
ま、いざとなったら米ドルでなんとかしのぐしかない、と開き直ってバスに乗り込む。
バスはまたもや快適シート。
草木の生えていない茶灰色の断崖や地平線まで続く荒野をひたすら走っていく。

夜8時にはチキンソテーとマッシュポテトの車内食。
サービスだと思って受け取ったジュースでしっかり別料金を徴収されたのは失敗だったけれど。
さらに、なぜか車内でビンゴゲームが開催された。
しかし、進行役の車掌さんが読み上げる数字の4つに1つしか聞き取れない僕に勝ち目があるはずはなかった(笑)。
深夜1時半、バスはアントフォガスタに到着。
一応、カウンターで明日のサンチアゴ行きについて聞いてみたが、空席はない。
しかたなく、すぐ隣のホテルが米ドルを扱ってくれるのを確認してチェックイン。
さぁ、明日はどうなるのかなぁ…。
<今日の支出>
ホテル代 US$34
電話代 61ボリビアーノ
バス代(ラパス - アリカ) 100ボリビアーノ
バスターミナル使用料 2ボリビアーノ
バス代(アリカ - アントフォガスタ) 7000チリペソ
バスターミナル使用料 100チリペソ
ミネラルウォーター&ポテトチップス 600チリペソ
別料金ジュース 400チリペソ
ホテル代 US$20
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