昨夜は日本に帰国してしまうKojunの送別会。
いつもの仲間はもちろん、ルームメイトのEdwardとそのガールフレンド(たち!)もまじえて深夜まで別れを惜しむ。
思えば初めて出会った2年半前からいつも仲間の中心にいたKojun。
慣れないL.A.生活を何度助けてもらったか数え切れない。
本当にありがとう。
「貿易会社を作って中小企業のタコ社長になるのが夢なんですよ」
うん、仕事も遊びも勉強も誰より真摯に取り組むKojunのことだから、きっと大丈夫。
次に会う日を楽しみにしてるよ。
というわけで、今日は寝不足のままComputer and Video Games: The Next Generation...of Entertainmentの授業へ。
プレステ2の発売を目前に控えてアメリカのゲームクリエイターたちがインターネットとの連動をどう考えているか質問責めにしてやろう、と張り切って教室に向かう。
ところが、授業の時間になっても教室に誰も来ない。
おかしいなと思って廊下にいた職員に聞いてみると、「そのクラスはキャンセルになりましたよ。電話がいきませんでしたか?」。
なにぃ〜、そんな電話来てないぞ!
一瞬、怒りがこみ上げてきた後、冷静に考えてみる。
もしかしたら…。
もしかしたら水曜日にかかってきた「授業がキャンセルになりました」という電話は発音矯正のクラスじゃなくてこっちのことだったのか!?
「今夜のクラスですよね?」と何度も確認したつもりだったのに…。
やってもうた…。
怒りが一気に情けない気持ちに早変わり。
ああ、僕は勝手に思い違いをして大切な水曜日の授業を休んでしまったのだ。
予習もバッチリやって万全の体制だったのに…。
しかも、今日はKojunを空港で見送るのをあきらめて来たというのに…。
悔しすぎて涙も出てきやしない。
アメリカに来たばかりの頃、電話でのコミュニケーションに自信がなかった僕は、相手がいやがるほど念を押し、必要ならオフィスに出向いてでも内容を確認していた。
ちょっと英語に慣れてきたからといって油断があったのは間違いない。
う〜む、ヘコむなぁ。
午後、サンセットのBuzz Cafeへ。
メール交換で知り合った日本人留学生映画製作チームPlanetKidsのプロデューサー西村義明さん、監督の伊藤秀隆さんと会うためだ。
このチームが製作したホラー映画「SCAR」はUSCなどで自主上映され700人を動員。
TSUTAYAが協賛するインディーズ・ムービーフェスティバルで最終選考30作品に選ばれると同時にアメリカのオンラインフィルムフェスティバルalwaysi.comに招待作品として招かれ、先月にはついに単館とはいえ劇場公開まで実現したという実力派なのだ。
分野こそ違えど、同じエンタテイメントの世界に打って出ようとする留学生同士。
すっかり意気投合し、時間が経つのも忘れて話に花が咲く。
「次の目標はビデオのセル本数やTSUTAYAでのレンタル回数などで決まるグランプリ。映画界を目指す留学生のネットワークも作っていきたいですね」という西村さん。
すぐ近くでこんなに頑張っている留学生がいるのだ。
僕もつまらないことで落ち込んでいる場合じゃないと大いに刺激されて帰宅したのだった。
これ、日記才人(にっきさいと)の登録ボタンです。いつもその1票に励まされてます。 |