Inter@ctive Week(10月9日号)、Internet World(10月15日号)、Business2.0(10月10日号)、The Industry Standard(増刊「grok」11月号)と、山のように積まれた雑誌を片っ端から読む。
どれもインターネットまわりの最新トピック満載で、僕にとっては“第2の教科書”。
いつもは集中して1冊読むだけでドッと疲れてしまうのだが、昨日今日はなぜか調子よくスラスラと(おっと、そこまではちょっと言い過ぎ(笑))読むことができた。
そんな中で目を引くトピックは「音楽配信」と「携帯電話」の2つ。
「携帯電話」の方は「携帯先進国の日本やヨーロッパではこんなものが成功している。アメリカの現状は…」という切り口が多く、日本語の情報源の方が鮮度が高い感じ。
日本でノウハウを積んだiモード用コンテンツがアメリカに進出すれば、ものにもよるけれど、今ならけっこういけるんじゃないのかなぁ。
って、iモードを使ったことのない僕が言っても説得力はないか(笑)。
一方の「音楽配信」はNapsterをめぐる議論をふまえて今がまさに激動期という感じ。
音楽業界もP2P(peer to peer)の勢いを無視できず、「海賊版つぶし」から「ビジネスに取り込む」方向に動き始めているようだ。
たとえば、Napsterに課金システムを付加したような合法ビジネスを目指すFlycode社。
音楽に限らず映像やゲームソフトなどあらゆるコンテンツをユーザーが自由に交換できるのだが、作者が設定した料金を払わなければ全部は楽しめないというものだ。
クリエイター側にとってみればありがたいシステムだけれど、ユーザーにとってはどうなんだろう?
有力ベンチャーキャピタルが出資しているということはそれなりの勝算があるということなのかな。
もうひとつは「定額制」の動き。
EMusicのサイトでは月額$19.99(年間契約なら1ヶ月あたり$9.99)でメジャーレーベルを含め6700アーティスト13万曲のMP3ファイルがダウンロードし放題なのだ。
さらにオリジナルCDを作るためのCD-Rレコーダーを2ヶ月無料で貸し出すという太っ腹。
これならユーザーにとっても悪くないし、クリエイターにもそれなりの対価が入る。
いや、普及率によっては音楽市場全体のパイが大きくなる可能性だってある。
問題があるとすれば1曲あたりの価値というかありがたみが下がりそうなことか。
このあたり、音楽業界の人(とくにアーティスト本人)に意見を聞いてみたいなぁ。
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