「ブロードバンドでインターネットも動画の時代! あなたのサイトも『.tv』ドメインに!」
そんなdotTV社のラジオCMを耳にした。
そもそも「.tv」は南太平洋の島国ツバルの国識別ドメイン。
日本の「.jp」と同じようなものだ。
たまたま「TV=テレビ」につながる語呂のよさに目をつけたdotTV社がツバル国に5000万ドル支払い10年間の使用権を買い取ったというニュースは以前に聞いていたが、それがいよいよ動き始めたらしい。
DSLやケーブル接続、さらには光ファイバーなど、ブロードバンドが普及すれば動画コンテンツが増えるのは自明の理。
世界中で何千何万とあるテレビ局はもちろんのこと、動画を発信する企業や個人が「○○テレビ」を名乗りたくなることを考えると、5000万ドルは十分元が取れると考えても不思議ではない。
そういえば、L.A.の地元テレビ局NBC4はnbc4.comとは別にnbc4.tvサイトを立ち上げて自社スポットで盛んに宣伝している。
dotTV社のサイトをチェックしてみると、アルファベットはもちろん、日本語や中国語、ハングルなど2バイト文字のドメインも使えるらしい。
さっそくいろいろな文字列を入れて検索してみる。
さすがに「suzuki.tv」は残っていないが、「鈴木.tv」は年間$1000で利用可能。
「suzukinet.tv」なら年間$50でOKだ。
文字列によって値段が違うのが需要と供給の原理を表していて面白い。
続いて「NHK.tv」とか「Fuji.tv」「Wowow.tv」といった日本の既存テレビ局の名前を入れてみるが、ほとんどは登録済みか保留中。
「CNN.tv」とか「ABC.tv」なども結果は同じ。
ま、そりゃそうだ。
僕がdotTV社の営業マンだったらまず最初にアタックする先だもんな。
今、押さえておいて後で高く転売するというのは無理らしい(笑)。
ちなみに今はなき「Tokyo12.tv」は年間$50(爆)。
意外だったのは「Japan.tv」($75000)とか「NY.tv」($6250)、「LA.tv」($12500)なんていう固有名詞系がまだ残っていたこと。
「X.tv」($26000)とか「Q.tv」($25000)なんていう1文字ドメインも今日現在ならまだ空いている。
これって映像コンテンツで勝負する人にとっては魅力的なドメインなんじゃないかなぁ。
たとえばミュージシャンだったら自分のクリップを流したり、ライヴを中継するのにもってこいだもの。
ちなみに「Bz.tv」($2000)も「utada.tv」($50!)も空いてるのに「komuro.tv」が登録済みなのはやっぱり本人なのかしらん?
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