「機会があれば、滞在中にL.A.に遊びにいって、日記に登場してみたいなぁ(笑)」
「ぜひぜひ。僕の方こそインターネットの今後について技術的な観点からの話をぜひお聞きしたいです」
そんなメール交換をしたのはちょうど1週間前のこと。
そしてメールの主、たにーさんはシリコンバレーから400マイルの道のりを一晩ドライブして、あっという間にL.A.までやって来た。
たにーさんは日本オラクルに勤める現役バリバリのエンジニア。
現在、BtoBマーケットを構築する製品の研修のため、アメリカ本社に来ているのだという。
授業などでコンテンツやビジネスについての話を聞く機会は多いけれど技術についての知識はからっきしの僕にとって、エンジニアの観点から話を聞けるのはめったにないチャンスだ。
Santa Monica PlaceのJR Seafoodで中華ランチの後、UCLAのキャンパスを案内していたときのこと。
Student UnionのゲームセンターでDance Dance Revolution U.S.A.バージョンを発見したたにーさんの目がキラリと光った。
「実は、僕、DDRの攻略本を書いたこともあるんですよ」
なんと、たにーさんは“踊れるエンジニア”だったのだ!
ゆっくりとゲーム機に近づいたたにーさんはおもむろに3枚の25¢コインを投入。
すっくとステージに立つや、激しいリズムに合わせて目にも止まらぬステップで踊り始めたのだ。

すげぇ! すご過ぎる!
さっきまで軽やかなステップを披露していたゲーム小僧たちの視線もたにーさんに釘付け。
嫉妬やライバル意識を通り越した尊敬のまなざしがギャラリーから注がれたのだった。
もちろん、そんなことをしているだけではなく(笑)、エンジニアの職場環境からインターネットの未来像まで様々なトピックについて意見交換。
というより、僕の方が一方的に質問しまくっていた気がしなくもない…。
夜はたにーさんのリクエストにお応えしてコリアタウンの焼肉屋Soot Bull Jeepへ。
「オフ会の写真見てうまそうだなぁと思ってたんですよ」
全日記を読み終わったばかりというたにーさんは細かいところをしっかりチェックしていた(笑)。

「いやぁ、ホントにうまいっすねぇ」
たにーさんは満面の笑みを浮かべながら明日のロングドライブのためのエネルギーを充電したのだった。
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