USCで行われるCreating for Convergence / Designing for Divergenceというトークイベントに出席するため久しぶりに外出。
今夜のタイトルは「The Audience Takes Over: Participant as Collaborator」。
つまり、視聴者やプレイヤーがクリエイティブな役割をはたすようになる双方向エンタテイメントを成功に導くためには何が必要で何が問題となるのかというのがテーマだ。
ゲストスピーカーはStar Wars Onlineのプロデューサーなどオンラインゲームやコミュニティーのクリエイターが4人。
それぞれが自分の作品を紹介しながらレクチャーしていくのだけれど、内容的には今ひとつ。
「そりゃそうだろうなぁ」と感じることがほとんどで、想像を超える発見というほどではなかった。
もしかしたら聞き逃したのかもしれないけれど(笑)。
そんな中で考えさせられたのは「プレイヤーは幻想(fantasy)を演じるのではなく自分の人格(persona)の一部を表現するのだ」というSteve DiPaola氏のコメント。
たとえば、実世界の善人が匿名をいいことにオンラインで悪人を演じるのではなく、彼はそもそも自分の中に悪の人格を持っていたということだ。
言われてみれば当たり前のことではあるのだけれど、ではそんな彼のダークサイドを引き出してしまうインターネットというのは実世界と何がどう違うのだろう?
単に匿名だからというだけではないような気がする。
このバーチャルとリアルの「差分」については一度真剣に考えてみる価値があるかもしれない。
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