今日のL.A.は快晴のポカポカ陽気。
トレーナー1枚でも軽く汗ばむほどだ。
春はもうすぐそこまで来ているのかもしれない。
WIDE University, School of Internetの「革新企業の戦略分析」第4回を“受講”。
ネオテニー社長伊藤穣一氏のゲスト講演を聴いて、ハッと思わされることがいくつもあった。
インターネットによってコミュニケーションのコストが下がると物事の本質を見抜くことが簡単になり、結果として誰かを騙そうとするウソの情報は割が合わなくなる。
見込み調査でしかない旧来のマーケティングは不要になる。なぜならユーザーから直接要望を聞くことができるようになるからだ。
なによりもビジョンが大切。まず自分が楽しめるものを作り、その楽しさを他人に伝えることができればそこにバリューが生まれる。ビジネスモデルは結果として後から付いてくるものだ。
なんとなく漠然と感じていることを明確な言葉にしてくれた感じだ。
中でも驚いたのはこの発想。
2000万人いるAOLのユーザーが全員1万円を出資して会社を作り「AOLを我々ユーザーにbuy outしろ!」と要求したらどうなるだろうか? ユーザーが株主になったらIRなんていらなくなるじゃないか。作っている人より使っている人の方がサービスの内容や問題点をよく知っているんだから。
確か伊藤氏はどこかで「ベンチャービジネスの出口としてIPO(株式公開)しかないんじゃつまらない。ものによってはNPO(非営利組織)化するという出口もあっていいんじゃないか。IPOじゃなくてNPOね」というような発言をしていたように記憶している。
まったくブッ飛んだ発想だけれど、リナックス・コミュニティーのような考え方を発展させていけば、確かにこういうやり方もありなのかもしれないなぁ。
夜、近所のカフェで勝治と久しぶりに会ってお互いに近況報告。
アクセンチュアに就職が決まった彼はL.A.エリアの学生組織JSNの活動に力を入れていて、3月に行われるイベントTOKYO NIGHTの企画話で大いに盛り上がる。
実現できるかできないかは置いといて、こういうアイデア出しが楽しくてしょうがないんだよなぁ。
これ、日記才人(にっきさいと)の登録ボタンです。いつもその1票に励まされてます。 |