「ハロー! UCLA Extensionですが…」
受話器を取った瞬間、先日の電話を思い出してイヤ〜な予感がしたのだ。
そして、その予感は見事に的中してしまった。
「あなたが登録したInteractive TV Content Development for IT Professionalsの授業は今学期キャンセルされることになりました」
あちゃ〜、まいった。
今学期登録した授業3つのうち2つがキャンセルとは。
そんなにオレに勉強させたくないんかい(泣)。
理由を尋ねると「予定していた人数の学生が集まらなかったから」とのこと。
まったくこういうところが実にアメリカらしい。
つい数ヶ月前までは猫も杓子も「ドットコム、ドットコム」と大騒ぎしていたくせに、ITビジネスの不調が伝えられたとたん、サ〜ッとみんな逃げていく。
ドットコム企業は次々に大幅なリストラを発表し、“ニューエコノミーの旗手たち”は急激に求心力を失っている。
なんだかなぁ。
世界に冠たるIT先進国アメリカでさえITビジネスはまだ現実にしっかり根を張れていなかったということか。
世の中が変わるのはまだまだこれからだと思っている僕にとって、こうした腰の軽さは悲しい。
やっぱり、とっとと日本に帰って仕事をしろ、っていうことなのかなぁ。
勉強も手につかず、ボ〜ッとしていたらTディレクターから連絡が入った。
最初は「帰国したら一緒に仕事しましょうね」なんていう話をしていたのだが、いつしか現在進行中の仕事の話題へ。
「もう、メチャクチャ忙しくってさ。インパクの仕事手伝ってくれない? そっちにいても原稿くらい書けるでしょ?」
口のうまいTさんに乗せられて、いつの間にか週1本の原稿を引き受けてしまった。
「とりあえず1本目なんだけど、今から3時間くらいで書けないかな」
おいおい、インパクってそんな発注ありなの?(笑)
というわけで、日記以外では久しぶりの原稿書きを夜中まで。
なんとか〆切に間に合わせることができたのだった。
ふぅ、しんどいなぁ。
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