昼頃、不動産屋さんからの電話で起こされる。
昨日申し込んで職歴書を提出したアパートの件だ。
「大家さんの反応は好感触でしたよ。一度鈴木さんに会いたいっておっしゃってるんですが、いつ来れます?」
おおっ、入居審査の最後は面接か。
平日の日中は時間が作れそうにないので、今日すぐに会いに行くことにした。
ズルズルして他の人に決まってしまうのもイヤだし、ダメならダメでさっさと次の物件探しに切り替えればいい。
数少ないワードローブの中から一番“ちゃんとした人”に見えそうなジャケットを着て、いざ出陣。
少し緊張しながらも、礼儀正しくハキハキと。
これならどこから見ても“さわやか好青年”だ(笑)。
ジャケットの効果もあったのか、面接の結果はなんとか合格!
留学期間の無職事情も理解してくれ、親を保証人につければ収入証明は出さなくてもいいという。
ありがたや、ありがたや。
不動産屋さんのオフィスに戻って正式な契約書を作成し、今度の週末に入居することにする。
12月いっぱいまでに決まればいいやと思っていたアパート探しはわずか3日間で終了してしまった。
19才で一人暮らしを始めて以来、引っ越すこと数回。
こんなに早く部屋が決まったのは初めてだ。
電光石火の早業に自分が一番驚いている。
なんだか嬉しくて、新しく住むことになる街をグルグル散歩。
コンビニやビデオ屋、それに落ち着いて原稿書きができそうなカフェをチェックしちゃったりして。
3年半ぶりの東京一人暮らし。
19才のときと同じくらいワクワクしている。
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