仕事もいくつか決まって落ち着いてきたことだし、そろそろ一人暮らしの準備に入ろうと、打ち合わせの合間をみて不動産屋さんを回る。
部屋探しをするときにいつも実感させられるのが「フリーランス」への風当たりの強さ。
転職や中途採用が当たり前になり終身雇用制がこれだけ流動化しているにもかかわらず、プロフィールシートの「勤務先」の欄に記入すべき会社名がないことが大家さんの信頼を勝ち取りにくいという状況はあまり変わっていないようだ。
特に今回の場合、僕は留学期間過去3年の収入がゼロに等しいわけで、納税証明で大家さんを説得するという手も使えない。
そんな状況を担当の人に説明しながらいくつかの店を回り、条件に合う物件を見せてもらう。
僕としてはじっくり選んで年内までにいい物件が見つかればいいやとのんびり構えていたのだが、最後に見せてもらったアパートが希望条件にドンピシャリ。
家賃はちょっとだけ予算オーバーだが、頑張ればどうにかなる範囲だ。
で、詳しく聞いてみると、ここの大家さんはなかなか審査が厳しく、特に“芸能関係はお断り”だとか。
というのも以前、その大家さんが持っていた別の物件に住んでいたタレントさんがスキャンダルを起こしたために取材陣が殺到し、他の住人に迷惑をかけたことがあるからだという。
万が一にも僕の身にそんなことが起きるわきゃないわけで(笑)、少なくともその点の誤解だけは解いておきたい。
不動産屋さんと相談した結果、放送作家の仕事内容とこれまでの職歴をまとめた書類を提出し、大家さんの判断を待つことにした。
はたしてどんな結果が出るのか?
返事は数日中に返ってくるという。
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