現在のテレビには珍しく21年も続いた長寿番組とあって、番組に関わった人も幅広い。
次郎さんや

カントクはもちろんのこと、

若き日のVTRに続いて田原総一朗さんも登場。

さらにはエンディングテーマを歌う稲垣潤一さんのライブまで聴けるという超豪華な構成だ。

こんな豪勢なパーティーだと思わず、いつも通りの平服で駆けつけてしまった僕は、会場の隅をウロチョロしながら旧知のディレクターやレポーター仲間に挨拶回り。
「いつの間にアメリカから帰ってきたんだよ」なんて言われながら近況を報告する。

「トゥナイト」がなくなってしまったなんて今はまだ実感がわかない。
いつも帰宅してテレビをつけるとごく当たり前のようにそこに流れていた番組の喪失感はこれから先、ふとした瞬間に味わうことになるのだろう。
風俗レポートをはじめときおり物議をかもした番組だけれど、一度火を落としてしまった高炉に再び火を入れるには相当の労力が必要だ。
テレビは最もテレビらしい番組の１つをなくしてしまった。