レギュラーの番組台本や企画提案に加えて3月21日のJwave特番、新番組企画書、イベント台本…。
書いても書いても終わらない宿題の山に囲まれて、2週間も日記を更新できなかった。
すんません。
本人も「こんなに働きたくないのにぃ」とグチをこぼしながら頑張っております、はい。
仕事がたて込んでくると、なぜかむくむくと起きあがってくるのが物欲の虫。
ドーンと大きな買い物をしてストレスを解消したくなるのだ。
今回の物欲ターゲットは、これとこれとこれ。
迷ってはみたものの、ほとんど衝動買いの勢いでSONYのコクーンを買ってしまった。
要するに100時間のハードディスクレコーダーだが、僕が気になったのは、「予約録画をくり返すうちに僕の好みを記憶・学習し、おすすめ番組を自動的に録画してくれるようになる」という機能。
使い込んだパソコンの漢字辞書がどんどん僕の文体にフィットしてくるように、これまでだったら見逃していたようなテレビ番組も録画で見られるようになるのだろうか。
ちょっと期待している。
今のところ最大録画時間は100時間だけだが、これが1000時間とか2000時間になったらテレビの見方が劇的に変わるんじゃないだろうか。
生放送で見る意味があるのはせいぜいスポーツ中継やニュースくらい。
あとは1日中全放送局の全番組を録画しておいて後から好きな番組を見る、なんてことになると作り手の意識もずいぶん変わらざるを得ないだろう。
まずシビアになるのがテレビに出るタレントさん。
視聴者の「お気に入り」に登録されれば自動的に見てもらえるから視聴率はうなぎ登りで、今は感覚的に言われている「数字を持っているタレント」という表現がリアルな数字として表れてくるに違いない。
アルゴリズムがもっと細かくなってくれば特定のプロデューサーやディレクター、放送作家まで「この人は固定客を持っている」なんていうことにもなるのだろう。
俳優や監督で映画を選ぶように、作家で小説を選ぶように、テレビも変わっていくかもしれない。
視聴者の好みが特定されればコマーシャルだって変わってくる。
僕の視聴動向や個人データが分析されて、僕が欲しいもののCMばかりが集中的に送られてくるだろう。
なんだか嬉しいような、コワイような。
久しぶりにワクワクする買い物をしたのだけれど、問題はテレビを見る時間がないことだったりする(笑)。
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