去年1月の番組立ち上げから担当してきた
「The Street Fighters」(テレビ朝日)、僕が担当する最後のナレーション書き。
ちょうど「TOKYO CONCIERGE」(J-wave)の2本録りと重なって、徹夜仕事になってしまったが、集中して書くことができた。
ま、番組自体は来週以降も続くわけで、感傷的になるわけにはいかないのだけれど、それでもやはり一抹の寂しさがある。
企画の段階からインターネットとの連動を組み込んで立ち上がったこの番組。
番組で取り上げた情報のフォローや視聴者参加の掲示板はもちろんのこと、全国のストリートアーティストへの投票システム(番組で発表するランキングへのフィードバック)、放送当日のお知らせメール、さらにはCDの販売まで、おそらくテレビとインターネットの融合という点で日本有数のシステムシステムを作り上げ、今なお成長を続けている。
他の番組で同じようなシステムができそうでできないのは、テレビ番組のスタッフとインターネットのスタッフの意図が微妙にズレてしまうことが多いからだ。
その点、この番組のスタッフの協業は見事だった。
番組の演出をよく理解してそれを拡張するためのコンテンツを作ってくれたウェブのスタッフ。
そして、制作費と睡眠時間を削って(笑)、わざわざウェブ用オリジナル映像を作ってくれたテレビのスタッフ。
特に、視聴者とのコミュニケーションを重視して、他の番組なら書かなくてもいい「裏取材日記」を書き続けたHディレクター。
本当にどうもおつかれさま。
そして、どうもありがとう。
みんなと一緒に仕事ができて、本当によかったです。
最後のVTRを納品した翌日、六本木で打ち上げ。
始発が走り出すまで語り明かす。
「またこのスタッフ全員で一緒に番組作りたいですね」
そんなことが今までに一度もできたことがないのを知りながら、それでも本気で声に出してしまうほど、いいチームだった。
ここで得た知識と経験を次の番組に生かすのが、僕にできる精一杯の恩返しだ。
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