世の中はお盆休みらしいけれど、このところ週休5日の僕は毎週がお盆休みもたいなもの(笑)。
今週はずっと雨降りだったこともあり、近所のスーパーで食料をたっぷり買い込み、部屋に引きこもって読書三昧を決め込む。
「モテる話術」(デイビッド コープランド、ロン・ルイス ・著/紅葉誠一・訳/イースト・プレス)
「モテる技術」、「愛させる技術」の著者による恋愛スキル向上シリーズ第3弾。
僕的にはすでに笑いのネタ本と化している感もあるのだが、それでもついつい買ってしまう下心よ。
このシリーズに共通して感じるのは恋愛シーンには日米文化の違いが如実に表れるなぁ、ということ。
特にこの「話術」にはその傾向が強い。
「君にとって心から自由になれることってなんだい?」なんて日本語じゃクサくて聞けないけど、英語なら意外に照れもなく聞けそうだし。
アメリカ人の女のコを口説きたいという方はぜひどうぞ(笑)。
「新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論3」(小林よしのり・著/幻冬社)
これまたベストセラーになっているシリーズの第3弾。
「1」の頃はどこか感じていた違和感がいつの間にか薄れているのは、9・11以降アメリカの強引さを見せつけられたからだろうか。
後から冷静に考えれば勝てる見込みの薄かった太平洋戦争に突入していく時代の世論はいったいどんな感じだったんだろう、なんていうことにも想像を巡らせてみる。
それにしてもマンガという表現方法の訴求力は強力だと改めて思う。
「愛国心」(田原 総一朗、西 部邁、 姜 尚中・著/講談社)
別に終戦記念日つながりというわけではないのだけれど。
ご存じ“猛獣使い”ジャーナリスト田原総一朗氏が左右の代表的な論客を迎えて「愛国心」をテーマに議論を戦わせた鼎談の記録。
テレビよりは冷静な議論になっていて読みやすい。
アメリカに3年住んだり、半年間世界を旅して思い知らされたことは自分が否応なく日本人だということ。
どうせ日本人でしかいられないのならこの国をもっと好きでいたいけれど、僕の「愛国心」が盛り上がるのは、せいぜいオリンピックのときくらいなもんだからなぁ。
「会社はこれからどうなるのか」(岩井 克人・著/平凡社)
一度もまともに会社勤めしたこともないのにこんな本を読んでみた(笑)。
著者は東大経済学部の学部長。
いやぁ、いい本です、これ。
「そもそも会社とは何なのか」という素朴な問題提起から始まって「会社は株主のものである」という“常識”に疑問を投げかけ、「終身雇用制」や「年功賃金制」のルーツや存在理由を語り、ついには「ポスト産業資本主義における会社の新しい形」にたどりつくという壮大なスケール。
下手すれば難解になりそうなテーマをすらすらと理解させてくれる易しい語り口。
目からウロコが何枚もポロポロ落ちていく。 ああ、こういう先生に教わりたい。
またまたAmazonで2万円分も本を買っちゃってまだ手を着けていない本が40冊以上もたまってしまった。
時間がある今のうちに読めるだけ読んでおきたいなぁ。
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