UCLA Extensionの授業も残すところあと2回。
今週の火曜日には試験が行われることになっている。
が、毎回違うゲストスピーカーが異なるトピックでレクチャーをしているわけで、試験といっても体系だったものではないだろう。
先週の授業でも先生は「論文形式の問題は出さないよ。選択式の問題や用語の定義を試すくらいだし、特に準備をする必要はない」と言っていた。
ま、クラスメイトの9割は仕事を持つ社会人なのだから試験勉強をする時間がないというのも理解できる。
僕も今さらジタバタしてもしょうがないと割り切って、ノートを軽く読み返しておくことにしよう。
今日のL.A.は快晴!
抜けるような青空が気持ちいい。
が、僕は部屋に閉じこもって洗濯&読書。
相変わらずさえない生活してるよなぁ(笑)。
というわけで「デイ・トレーダー」(馬淵一・著/メディアワークス)読了。
著者はシアトルに住むプロのデイ・トレーダー。
NASDAQのメインコンピュータに直結した高性能端末で秒単位の株取引を行うプロの投資家だ。
日本でもインターネットを使ったオンライン・トレーディングが普及し始めているけれど、それとデイ・トレーディングは明らかに違う。
証券会社を通すことなく、マーケットメーカーと直接売買するスピードが命。
買った株を翌日まで持ち越すことはめったにない、超短期のトレーディングなのだ。
面白かったのは著者がデイ・トレーディングをまるでスポーツのようにとらえている点。
基礎的なトレーニングを積むことによってマーケットのルールを身体に覚え込ませれば勝率を上げることができる。
もちろん、相手があるわけだから百戦百勝とはいかないけれど、戦略を研究することでリスクを軽減することだできる、というのだ。
この本を読んでいると僕でも株長者になれるような気がしてくる。
あっ、その前に軍資金がないからムリか(笑)。
そういえば今朝の「報道2001」(たぶん日本より数週間遅れ)でミスター円こと榊原英資元大蔵省財務官が「アメリカはIT革命の利点をまず金融分野で活用した」と言っていた。
デイ・トレーディングなんていうのはその最たるものだろう。
データのやりとりだけで完結する金融ビジネスはIT革命で最も恩恵を受ける分野だろうから。
そして、その波はアトムを扱う物販、流通の分野にも押し寄せてきた。
マーケティングや受注システムをデジタル化することによって効率化し、いわゆるe-Commerceが急成長している。
その次に変化の波に見舞われるのがコンテンツビジネスだと僕は思う。
映画、音楽、出版、テレビ、ラジオ、ゲーム、広告など、付加価値のついたビットをどんなビジネスモデルにのせるのか?
既存メディアはこれから激しい競争に巻き込まれるに違いない。
エンタテイメントの世界は激動の戦国時代に突入するだろう。
そんな中で僕は志の高いゲリラでありたいと思うのだ。
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