「やっぱりクルマ買おうと思うんですよ。鈴木さんが買ったショップを紹介してくれませんか?」
CSUNでDeaf Studyを専攻する葉子ちゃんから久しぶりのメールが届いていた。
なんでもこの冬休みに日本に帰ったとき、L.A.でのクルマの必要性をご両親に説明し、説得したのだそうだ。
葉子ちゃんのご両親といえば、神戸でのトークショー会場で「いつもホームページ読んでますよ」と声をかけていただいている。
これは助けないわけにはいくまい(笑)。
というわけで、毎度おなじみのKondo Motorsを紹介することにした。
「キャンパス内の寮に住んでいるから学校には歩いていけるんですけど、ちょっと買い物に行くのにもクルマを持っている友だちにお願いして便乗しなきゃならないし…」
そう、電車がほとんど整備されていないL.A.でクルマがないと行動はかなり制限される。
もちろん、バスなどをフル活用して頑張っている留学生もいるけれど、エリアによっては1人歩きの危険性もあるし、やはりクルマは生活必需品の部類に入ると思う。
僕の愛車も担当して下さっている森田さんがメカ音痴の葉子ちゃんに説明している間、僕は隣のデスクの伊藤さんと雑談。
Kondo Motorsでも最近導入したというインターネットのDSL接続を見せてもらう。
写真の多いページもサクサク見られる快適さは我が家の56Kモデムと大違いだ。
早く順番待ちが解消してウチにも来ないかな、DSL。
そうこうしている間に葉子ちゃんは中古のシビックを購入することを決定。
いい買い物だと思うよ、うん。
夕方、仕事を終えたLisaさんを誘ってCentury Cityの映画館へ。
大晦日の特番でもご一緒させていただいた工藤夕貴さんが出演する「Snow Falling on Cedars」(邦題「ヒマラヤスギに降る雪」)を見たいと思ったのだ。
Lisaさんが一緒なら僕の耳が聞き逃してしまった内容も後から教えてもらえる。
最近、リスニングに自信喪失気味の僕にとっては力強い味方だ。
Century Cityの映画館はスクリーン14個の巨大シネマコンプレックス。
午後7時台の上映を前に、仕事帰りとおぼしき社会人が行列を作っている。
夕食を食べてからでも余裕で間に合う午後10時台の上映があるというのはうらやましい環境だ。
しかも、学生料金$5.50(一般$8.50)というのは安い。
200席強の狭いスクリーンではあったが、観客は8割の入り。
なかなか盛り上がっているじゃないか。
英語も思ったより聞き取れる。
しかし、調子いいぞと思っていたのもつかの間、頭の使いすぎで疲れてしまったのか、途中で数分間船を漕いでしまった。
不覚!
「バレてますよ。途中で寝てたでしょ!」
上映後、さっそくLisaさんに突っ込まれる始末。
こっちから誘っておいて、そりゃ失礼だよなぁ(笑)。
だが、心の広いLisaさんは僕の頭の空白をしっかり埋めてくれた。
なにしろ、原作も読んでいるから背景の理解もバッチリなのだ。
それにしてもメインストリームのハリウッド映画が日系移民をここまでしっかり取り上げた例はかつてあったのだろうか?
もしこれがアメリカにおける日系人の存在感の大きさを反映しているのだとしたらいいことだよな、と僕は思うのだけれど…。
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