「Los Angeles留学日記」

TOP

留学総合掲示板
総合掲示板過去ログ1
10 11 12
13 14 15 16 17 18 19 20
今日はこれが英語で言えなかった1
  掲示板
L.A.いい店やれる店
掲示板
チャット
書籍版のご紹介
イン的エン屋掲示板

筆者Profile  最新版
学校選び編
TOEFL対策編
出願編
合格〜渡米準備編

渡米〜生活準備編1
コミカレESL編1
98年夏休み編1
大学院98年秋1
10 11
98-99年冬休み編1
大学院99年春1
10 11
99年夏休み1  
アメリカ大陸横断ドライブ1 
10
再び99年夏休み編1
語学学校99年秋1 
1999年12月 
2000年1月 2月 3月 4月
5月 6月 7月 8月
中南米縦断バスの旅
2000年9月 10月 11月 12月
2001年1月 2月 3月
世界一周の旅
2001年9月 10月 11月 12月
2004年〜最新

留学生リンク1  
アメリカ大学リンク
Los Angeles生活便利リンク
スライドショー

CD-ROM付き書籍出版への道1
 
更新履歴1

メール

Civilian casualties update
Amazon.co.jp アソシエイト


1月24日(月)
テレビのニュースがEMIとタイムワーナーの合併を繰り返し伝えている。
タイムワーナーといえばこないだAOLとの合併を発表したばかりじゃないか。
まったく、アメリカのエンタテイメント業界は再編成で騒がしい。
そのニュースを伝えているCNNもタイムワーナーグループなんだよなぁ。

夕方、Strategies for the Online Entertainment Gold Rushの授業へ。
タイミングよく、今日の授業は音楽業界について。
ゲスト講師はNational Association of Record Industry ProfessionalsのPresident、Tess Taylor氏だ。

当然のことながらEMIとタイムワーナーの合併が話題になり、学生がその音楽業界に与える影響について質問する。
が、しかし、どちらかというとTaylor氏は音楽ダウンロード販売の急速な普及を快く思っていない様子。
黙っていれば既得権益を新興企業に奪われてしまう既存音楽業界を代表する立場だから仕方ないのだろうけれど。

現在はレコード会社が90%のアーティストを押さえているが、楽曲のダウンロード販売が広がればアーティストがレコード会社と組む必要はなくなるかもしれない。
もしインターネットからブレイクしたアーティストが登場すれば状況は大きく変わるだろう。
「完全なコピーが容易にできるデジタルコンテンツの価格は限りなくゼロに近づく」というエスター・ダイソンの予言に音楽業界は相当な危機感を持っている、とTaylor氏は言う。

後半は2人のゲストスピーカーを迎えてのクラスディスカッション。
Checkout.comのDirector of Marketing、Doug Richen氏とMerveric RecordingsのHead of New Media、Jeremy Welt氏だ。
100%聞き取れたわけではないけれど(笑)、興味深いトピックがいくつかあった。

レコード会社はこれまでユーザーと直接コンタクトをとる手段がなかったということ。
小売店やラジオ局を通じて間接的にリスナーの反応を探ることはできたけれど、もしダウンロード販売を自ら手がけることになれば、そのルートができることになる。

また、CD製造と流通経費が必要なくなった場合、純粋な楽曲にいったいいくらの値段をつけるのが適当なのか?
アーティストが自力で販売できる時代にレコード会社と組むメリットとして何が提示できるのか?
マーケティングとプロモーション能力だけでアーティストを説得できるのか?
一握りの大物アーティストからあがる利益が多くの無名アーティストにかかる経費を支えているという構造は存続可能なのか?

議論を聞いている限り(聞いているだけというのがちょっと情けないけれど…)、2人のゲストスピーカーも確たる答えを持っているようには思えない。
もし持っていたとしても、データ圧縮や電子透かしなど技術の進展によっては構図がガラリと変わってしまう可能性もあるのだ。

何が変わって何が変わらないのか、正解は誰にも分からない。
そこがマルチメディアの面白いところなんだよな。

これ、日記才人(にっきさいと)の登録ボタンです。いつもその1票に励まされてます。

Previous  Next