いつものようにLife and Language in the U.S.: Conversation and Accent Reductionの授業へ。
まずは3〜4人のグループに分かれてディスカッション。
テーマは「アメリカに来て文化や習慣の面で驚いたこと」。
つまり、母国とのカルチャーギャップについて語れということだ。
1年半以上のL.A.生活でだいぶ慣れてきたとはいえ、持ちネタ(?)はいくらでもある。
今日はその中から「アメリカ人のカーチェイス好き」について話してみることにした。
こちらのテレビを見ていると時々、Breaking News(緊急報道特番みたいなものか)が放送されることがある。
もちろん飛行機事故や殺人事件といった大ニュースを扱うこともあるのだが、かなりの確率でカーチェイスが放送されるのだ。
フリーウェイを逃げる犯人とそれを追うパトカー。
各局ともヘリコプターからの空撮で1時間でも2時間でも中継し続ける。
ニュースだけでなくワイドショー的な番組でも繰り返し放送されるということは、きっと視聴率を稼ぐのだろう。
そういえばアクションものハリウッド映画にもかなりの確率でカーチェイスシーンがある。
日本のテレビでもカースタントがないわけじゃないけれど、アメリカほどじゃない。
きっとアメリカの視聴者はカーチェイスが好きなんだ、というのが僕の仮説はけっこうウケていた。
それとは別に面白かったのがレディーファーストに対する考え方。
韓国人が「アメリカ人男性が車の助手席のドアを開けて女性を先に乗せるのに驚いた」と言えば、ブラジル人は「アメリカ人のレディーファーストは物足りない。ブラジルならもっと徹底してやるのに」と言う。
そっか、アメリカ人よりブラジル人の方がジェントルマンなんだ。
これを受けて先生が説明する。
「レディーファーストと男女平等の考えがconflictを起こしているのがアメリカの現状かもね。女性に優しくするという伝統は確かにあるけれど、一方で自立を求める女性にはそれがある種の差別に映るかもしれないし…」
なるほど、女性に優しくするのもなかなか難しいですな。
そうそう、NHKのRadio Japanがインターネット放送をスタートさせたという情報を入手。
さっそくアクセスしてみると、これがなかなかクリアに聞こえるではないか。
高価な国際衛星を使わなくても生放送が世界中に届くというのはすごいことかもしれない。
海外にいるからこそ、そのありがたみをヒシヒシと感じるのであった。
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