いつものようにLife and Language in the U.S.: Conversation and Accent Reductionの授業へ。
前回のディスカッションはメディアの暴力・性表現がティーンエイジャーに及ぼす影響について。
そのときにいくつかのグループで日本の「援助交際」が話題になり、「もっと詳しく知りたい」という先生のリードでその続きを話し合うことになった。
各グループに日本人が1人ずつ配置され、ディスカッションがスタート。
僕のグループはたまたま「援助交際」についての記事を読んだことがある(そんなに有名なんだ…)という韓国人とタイ人だったので話は早く、逆に両国の事情を取材する。
タイの貧しい地方で娘をその手の商売に働きに出させるという話は聞いたことがあったが、それとは別に今はそれほど貧しくない女子大生の売春が問題になっていること、そして韓国でも日本と同じように女子高生の売春がニュースになっていることなどを教えてもらう。
その後、全体でその理由などについてディスカッション。
意外だったのはアメリカの高校生の性やドラッグについて説明する先生から「peer pressure」という言葉が出てきたこと。
「同調圧力」とでも訳せばいいのだろうか、要するに、仲間がみんなやってるんだから自分もやらないと…という力のことだろう。
個人主義が発達しているといわれるアメリカにも「赤信号、みんなで渡ればこわくない」という部分があるんだな。
その他、「sugar daddy(=いわゆる“パパ”)」とか「jail bait(=淫行の対象になる年齢の少女)」なんていう単語が話題にのぼったけれど、普段の生活ではあまり使いそうにもないぞ(笑)。
帰りにKondo Motorsに寄り道。
DMVから車の登録更新とスモッグチェックの通知が来ていたので、その相談をしようと思ったのだ。
いつものように伊藤さん、森田さんと雑談していると…
「鈴木さん、こないだ話してた広告の件、ぜひやりましょうよ」と森田さん。
実は、先日、焼肉をご一緒していただいた時に「鈴木さんのホームページを見て来たというお客さんが時々お見えになるんですよ。ウチもこれからますますウェブサイトに力を入れていきたいし、何らかの形でお互いに協力しましょう!」という話をしていたのだ。
渡米直後、右も左も分からない時から親切にしていただき、その親身なサービスは僕も自信を持ってお薦めできる(Japanese Networkの「まちナビ」でもメンバーのコメントは16人とも満点だ!)。
そんなお店が広告を出して下さるというのに断る理由はまったくない。
僕にとってなにより嬉しいのは、日記を愛読して下さった上でそのコンテンツを評価して下さっているということ。
「鈴木さんが貧乏暮らしだっていうことはよ〜く知ってますから、それを応援しようっていう意味も込めて、ね(笑)」と伊藤さん。
うへぇ、ありがたや、ありがたや…。
僕にとってはサーバ維持費が安定して確保できる。
Kondo Motorsにとっては新しいお客さんが増える(といいな)。
クライアントと媒体の両方にメリットを生むのが広告だが、僕にはもうひとつ考えていたことがあった。
それは、ユーザー、つまり、読者のメリットだ。
「あのぉ、たとえば僕のホームページ経由で来たお客さんになにか特典サービスをつけるなんていうことはできませんかねぇ?」
僕の強引ともいえる申し出に伊藤さんは、「そうですね、なにができるか前向きに検討しましょう」と力強い返事をして下さった。
三方一両得の仕組みができればみんながハッピーになれるもんな。
ああ、言ってみてよかった(笑)。
成長著しいインターネット広告の世界。
それを実地で体験できるなんて、マルチメディアを学ぶ僕にとっては最高のインターンシップかもしれない。
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