昨夜は仲間が集まって久しぶりの麻雀大会。
結果は最後の最後に大三元の役満を放ったAtsukiの圧勝!
次は返り討ちにしてくれるわ!(笑)
「たぶん鈴木さんも興味あるんじゃないかと思って…」と篤志が貸してくれた「日高義樹のワシントンレポート」(テレビ東京)のビデオと「週刊東洋経済」を見て読む。
前者はシリコンバレーを中心にしたアメリカの起業家レポート、後者は「21世紀はまかせろ!〜ニッポンの30代」特集で少なからず刺激を受ける。
時代が大きく変わろうとしている今、世の30代たちがその原動力になろうとしているのだ。
33才の僕もぜひ“時代を変える側”に身を置いてみたいと思う。
「E-ビジネス戦略(原題:Cyber Rules)」(トーマス・M・シーベル著/アンダーセンコンサルティングCRM統合チーム訳/東洋経済新報社)、「ニューエコノミー勝者の条件(原題:New Rules for the New Economy)」(ケビン・ケリー著/酒井泰介訳/ダイヤモンド社)読了。
インターネットに代表されるIT革命は既存の経済法則で説明しづらい現象を生み、いろいろな専門家が必死でそれを解説しようとしている印象を受ける。
僕は経済のことはよく分からないのだけれど、もしかしたら18世紀後半の産業革命のときにも同じような議論があったんじゃないだろうか。
経済の大原則は揺るがないまでもマーケティングのレベルではかなりのルール変更を余儀なくされる、200年に一度の大変革。
両書の原題に「Rules」という言葉が入っているのは偶然ではあるまい。
中でも僕が一番興味を持ったのはユーザーのプライバシーの問題。
ジョージ・オーウェルの「1984」では政府が市民の活動を監視する“ビッグブラザー”として描かれていたけれど、サイバースペースではユーザーの個人情報を集めログで解析する企業が悪意の“リトルブラザー”になり得る。
ユーザーの利便性を高める賢いエージェントと“リトルブラザー”は紙一重。
アメリカで最近ニュースになったオンライン広告会社DoubleClickの個人情報管理とプライバシーの問題は新しいルール作りのきっかけになるかもしれない。
この問題については明日の授業で取り上げられるはずだからちょっと楽しみだ。
「アメリカ例外論」(シーモア・M・リブセット著/上坂昇・金重紘訳/明石書店)を読み始める。
アメリカ例外論は相反する二つの意味を持った考え方であり、アメリカが外国より優れているということではない。アメリカは他の国とかけ離れた国なのである。
アメリカ人と同じように、日本人も他の国の人々とはかけ離れた存在である。(中略)価値観と行動に関する調査では、日米は両極端にある。日本が最も集団志向型の社会であるとすると、アメリカは最も個人主義的な国である。先進国で日本はきわめて犯罪発生率が低く、訴訟の少ない国であるのに対して、アメリカはその正反対である。一九九〇年世界価値観調査によると、ボランティア団体で会員として活動している人の割合を見ると、アメリカが最高で、日本は最低である。
序文からしていきなり面白そうだ。
全8章のうち日本に関する記述に1章(76ページ)を割いているというのも期待させる。
ある国を理解するには、その国が外国とどう違うのかを知る必要がある。一つの国しか知らない人は、どこの国も理解していないのだ。
うん。
アメリカのインテリが自国をどうやって相対化していくのか、じっくり読み進めていこうと思う。
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