NAB20002日目。
とても全部見切れなかったとはいえ、第1会場であるSands Expo Hallの雰囲気は昨日でほぼつかんだので、今日は第2会場のLas Vegas Convention Center(LVCC)へ行ってみることにした。
Sands Expo HallからLVCCへは車で約3分。
2つの会場の間を無料のシャトルバスが走っている。
ということで、僕らもこのバスに乗り、LVCCに到着。
それにしてもラスベガスは今日も暑い!
会場に入ってまず目に飛び込んできたのは、このホールで最大の面積を占めるSONYブース。
HDTV用カメラからプロ用ノンリニア編集機まで様々な放送機械がディスプレイされ、参加者の熱いまなざしを集めていた。
すぐ近くにはこちらも業界で有名なIkegamiのブース。
最新鋭のカメラが並べられた先には3人の役者さんを含むドラマ風のセットがあり、自由にカメラを操作できるようになっている。
僕もにわかカメラマンに変身してモニターに映る映像を見比べながら、「ふむふむ、これが女優さんの毛穴まで映してしまうというHDTVカメラか…」なんて感心したのだった。
第1会場のキーワードが「マルチメディア」や「インターネット」だったのに比べ、こちらはいわゆる伝統的な放送機器を中心とした展示になっている。
というよりむしろこちらが本来のNABなのだろう。
そんな第2会場のモトローラブースで面白い展示を発見した。
その名も「One-to-One TV Advertising」。
つまり、同じ番組の中で視聴者の特性に合わせて別のCMを配信するシステムだ。
デモでは、「子供のいない家庭」向けにシャンプーのCM、「子供がいる家庭」向けに紙おむつのCMが流されていた。
う〜む、ウェブ広告で読者特性を想定した広告配信が行われているのは知っていたが、テレビでもここまでできるようになっているのか。
もし視聴者の年令、性別、趣味などを事前に登録しておけばもっと細かくターゲット設定したCMが配信できるはず。
プライバシーなど解決しなければならない問題はあるにしても、これはすごいことかもしれない。
昨日、今日と広い会場を歩き回った僕らの足は、情けないことに限界に近づいていた(笑)。
再び第1会場を1周した後ホテルで荷物をピックアップし、空港へ。
L.A.の空港にはKosukeが車で迎えに来てくれた。
ありがとね。
ということで2泊3日のラスベガスNAB2000レポートは終了。
今週は授業を1回休んじゃった分、頑張って勉強しなくっちゃな。
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