朝6時半に起きて空港へ。
明日からLos Angeles Convention Centerで開幕するE3(Electronic Entertainment Expo)を取材するテレビ朝日「トゥナイト2」取材班(といっても2人だけだけど)がやって来るのだ。
定刻通りに到着したディレクターの橘さんとレポーターのいしいそのちゃんをピックアップしてホテルにチェックインする。

橘さんからのお土産は、プレステ2のソフト3本と最新雑誌とショートホープ。
いやぁ、ありがたいなぁ。
休む間もなくソーテルの制作会社LAVPへ向かい、ロケの段取り打ち合わせ。

ここは僕がかつて「トゥナイト」のレポーターをやっていたときにお世話になったカメラマンの新井さんも所属している会社で、去年の取材でもご一緒させていただいた。
今日最初の取材はダウンタウンのLos Angeles Center Studioで行われるソニーコンピュータエンタテイメント・アメリカのプレスコンファレンス。
開場30分前だというのに、開場の前には早くも行列ができていた。
  
地元テレビ局の中継車を含め、テレビカメラが30台も並んでいることで注目度の高さがよく分かる。
報道陣のお目当てはもちろん、この秋に発売される予定のプレステ2だ。
プレゼンテーションは当然のことながら英語。
集中していれば聞き取れるのだが、なんだか授業を受けているのと同じで体力を消耗する(笑)。
「ま、日本で出たやつと同じだろう」とオーナーの余裕をかましながら見ていた僕が度肝を抜かれたのはハードの仕様説明のときだった。
「プレイステーション2のコンソールには3.5インチのハードディスク・ドライブを内蔵し…」
なにぃ、ハードディスクだとぉ!?
それまでのプレゼンで強調されていたキーワードは「ブロードバンド」、つまり広域帯インターネット接続の話。
ネットワークゲームをはじめ、さまざまなコンテンツをインターネット経由で取り込んで楽しめるという説明がいやというほど繰り返されていた。
そこに登場した「内蔵ハードディスク」というキーワード。
ということは、プレステ2は実質的にコンテンツを蓄積するホームサーバとして機能することができるのだ。
最新ゲームをダウンロードしてプレイできるのはもちろん、やろうと思えば音楽やテレビ番組だって保存することができる。
容量8MBのメモリーカードじゃ限られていた可能性がグ〜ンと広がることになる。
もしかしたら、これってすごいことなんじゃないだろうか。
気になる発売日と値段は…
[SE]ジャン!
 
この値段でクリスマス商戦を直撃!
バカ売れしちゃうんだろうなぁ。
E3(Electronic Entertainment Expo)の開幕は明日だけれど、今日はダウンタウンのあちらこちらで関連メーカーの発表会やパーティーが開かれている。
で、困ったことに任天堂とコナミのイベントの時間が重なってしまったのだ。
そこで橘ディレクターが大胆提言。
「鈴木さん、カメラと三脚持って任天堂のイベントに行ってくれませんか? 事前取材では新しい発表はないということなんですけど、万一、突発で何か発表されたときに映像がないとイヤなんで…」
こらこら、素人カメラマンにそんなこと任せちゃっていいのかい?(笑)
ロケ台本なら何度も書いたことあるけど、自分でカメラを回すなんてやったことないぞ。
腰の引けてる僕に橘さんは「テキトーに回しておいてくれればいいですから。誰かが登場したらちょっと寄り(アップ)にするくらいで…」と簡単に言う。
う〜む、そこまで言うんならやってみよう!
でも、どんな画になっても知らないぞ!(笑)
というわけで、三脚を担いでやって来ましたLos Angeles Theater。

どうやら橘さんの言っていた通りニュース性は低いらしく、カメラは僕の他に数台しか見あたらない。
会場を仕切っているスタッフらしき人に「日本のテレビ局なんですけどカメラはどこから撮ったらいいですか?」と聞くと、最前列に近い特等席を用意してくれた。

どうやらこのイベントはアメリカ国内の販売店向けマーケティング説明会という感じで、やはり新情報が発表される様子はない。
最初は恐る恐るカメラを回していた僕も後半は調子に乗り、「ゼルダの伝説」の作者、宮本茂氏が登場すると思いっきりズームイン!
なんだか楽しくなってきた(笑)。
ソニー、任天堂のイベントをハシゴした後、本隊と合流することなくWestwoodのUCLAキャンパスへ。
今日はOnline Marketing for the Entertainment Industry: An Introductionの授業。
このクラスだけは休むわけにはいかないのだ。
今日の講義は電子メールを使ったマーケティング手法について。
オプトイン・メールやパーミッション・マーケティングの具体例など興味深い内容だった。
ホントはここで授業の内容をまとめたいところなのだけれど、さすがに今日はもう体力の限界。
今から日記をアップロードしてバタンキューです、きっと。
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