「Los Angeles留学日記」

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5月11日(木)
朝6時半起床。
8時にテレビ朝日「トゥナイト2」ディレクターの橘さんとレポーターのいしいそのちゃんをホテルでピックアップしてダウンタウンにあるLos Angeles Convention Centerへ。

そう、いよいよ世界一のゲーム展示会E3(Electronic Entertainment Expo)が開幕したのだ。

プレス登録を済ませてさっそく会場へ。
まずは、昨日プレステ2の全米発売を発表したばかりのソニーブースへ。

ごく一部の個人輸入を除けば、アメリカでプレステ2がプレイできるのはこれが初めてのこと。
報道陣やゲーム業界関係者たちがモニターの前に釘付けになっている。

そんな模様をさっそくレポートするいしいそのちゃん。

日本ではまだ発売されていないゲームは自らプレイして感想レポートだ。

続いてはドリームキャストがアメリカで人気のセガ。

僕が一番気になっていたのは、言葉の壁を乗り越え世界中のユーザーが遊べるオンラインゲーム「ファンタシースターオンライン」。

写真では分かりにくいが、4つのモニターのうち3つは英語、1つは日本語表示で同時にゲームが進行している。
これまでオンラインゲームの“公用語”は英語だったのだが、これなら世界中のプレイヤーが自分の言葉で参加できるのだ。
もちろん、見知らぬ外国人とチームを組んで共通の敵をやっつけることだって可能。
まだデモバージョンの段階だが、これが実際に発売されたらかなり面白そうだと思った。

続いてはゲーム業界最後の大物参入者、マイクロソフト。

入口には巨大な「x-box」のオブジェが展示されている。
実機はもちろんまだないが、イメージデモが公開され、長蛇の列を作っていた。

ゲーム業界の取材が長い橘さんはどこに行っても知り合いの担当者が向こうから声を掛けてくる。
なにしろE3の取材もこれが4回目。
そんじょそこらのゲーム専門誌記者よりよく分かっているのだ。
そばにくっついているだけで最先端事情を詳しく教えてもらえる僕はおいしすぎる(笑)。

この後、取材班がスクエアをレポートしている間に僕は主に周辺機器メーカーが出展している別ホールの下見に回る。
E3会場はかなり広大なので、少しでも効率よく取材するためにはこうした作業が欠かせないのだ。
というわけでメモ帳片手に歩いた僕の収穫は…

電流ガマンゲーム。

DDRのような足コントローラーを使ったモグラ叩きゲーム。

プロレスゲームのPRのために突如現れた特設リング。
などなど。
去年は確か10個くらい報告して1つしかオンエアで使ってもらえなかったけれど、はたして今年はいくつ採用してもらえるだろう?(笑)

別ホールを2時間回って戻ると、取材班はちょうど任天堂ブースで大御所ゲームクリエイター・宮本茂氏のインタビューをしているところだった。

僕がデジカメで写真を撮っていると、20才くらいのアメリカ人が寄ってきて「あれは誰だ?」と聞く。
僕が「ミスター・ミヤモトだよ」と答えると、そのアメリカ人はカバンからカメラを取り出して僕の横で一緒にシャッターをパチリ。
さすが“テレビゲームの父”、アメリカでの知名度も高いんだなぁ。

夕方6時、とりあえずE3の会場を後にしてAIAS(Academy of Interactive Arts & Sciences)の授賞式が行われるRegal Biltmore Hotelへ。
AIASとはゲームを中心としたインタラクティブアートの文化団体。

年に一度発表されるInteractive Achievement Awardはゲーム業界におけるアカデミー賞と考えれば分かりやすいだろう。
イベント自体もテレビでおなじみのコメディアンや女優が司会やプレゼンターを務めるなど、アカデミー賞授賞式に似ている。

部門別に分けられた各賞が発表される中、僕らのお目当てはゲーム業界への最大の貢献者に与えられる「The 2000 Hall of Fame」。
なんと、「ファイナルファンタジー」シリーズ生みの親、坂口博信氏が受賞したのだ。

発表の瞬間、関係者で占められた会場はスタンディングオベーション!
アメリカのゲームクリエイターたちがいかに彼に敬意を払っているかがよく分かる。

このほかにも何人もの日本人クリエイターが各賞を受賞して壇上に上がった。
その中の少なくない数が英語を苦手として「サンキューベリーマッチ」「アイアムハッピー」とひと言ふた言話すだけ。
こういうとき、よく言われがちなのが「日本人も国際舞台にのぼる以上、英語でスピーチくらいできなきゃいけない」という批判だが、会場で見る限りそんな雰囲気は少しも感じられなかった。
それよりも「あいつの作品はすごい」という同業者からの憧れや評価の方がずっと強いのだ。
作品で実績を示した人間には言葉の能力とは関係なくきちんと敬意を示すというのがアメリカ流なのだろう。
まったく実績を示せていない僕としてはうらやましい限りだ(笑)。

授賞式の後、渡辺浩弐さん率いるGTVスタッフと合流してチャイナタウンで遅い食事をとりながら情報交換。
久々に会う渡辺さんは相変わらず男前だった。

すべてが終わってアパートにたどり着いたのは深夜0時。
1日16時間も動きっぱなしだなんて日本のテレビ業界はやっぱり働き過ぎだよ(笑)。

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