午前7時半起床。
目覚ましなしで早起きできるなんて健康的だなぁ。
ボゴタは標高が高いから朝晩は冷えると聞いていたのだがそうでもなく、窓からは気持ちのいい日差しが差し込んでいた。

ホテルの前の道は歩行者天国になり、自転車が行き来している。

そうか、今日は日曜日なんだ。
でも今回はちゃんと両替してあるから大丈夫(笑)。
フロントでボゴタの地図をもらうがこれがまたアバウトなやつでちっとも役に立たない。
バスターミナル行きのコレクティーボ乗り場を聞いてみたが、ホテルからは遠いらしく、タクシーを勧められる。
結局、無線で呼んでもらったタクシーでターミナルへ。
あ〜あ、最後までボゴタの町の全体像が分からないまま出発か…。
ボゴタのバスターミナルは郊外の住宅地にあり、これまでの中で一番立派な建物だ。

目的地別に5つに分かれており、エクアドルへ抜けたい僕は南方面のターミナルへ。
10社以上のバス会社のカウンターが並んでいるのだが、料金や発車時刻は掲示されておらず、一目で比較するのは難しい。

まいったなぁ。
僕は、窓口の人の顔をじっと見比べて、その中で一番親切そうな人がいるところに飛び込んだのだった。
本当は国境の町イピアレスまで行きたいのだが、このルートはバス強盗が頻発しているという話もある。
夜行を避け、夕方までに到着するところで1泊するのが無難だろう。
ということで、僕は9時30分発18時着のカリ行きを選ぶことにした。
Expreso Bolivariano社のバスは今までのバスで一番快適だ。

座席の間隔も広く、リクライニングも130度くらいまで倒れる。
さらに、ソーセージパイとマンゴージュースの軽食付き。

その上、隣の席は高校生くらいの女の子ときた。
もちろん、ほとんど会話らしい会話なんてできないのだけれど(笑)。
地図で見る限りそれほど離れていないボゴタとカリの移動になぜ9時間もかかるのか?
その答えはバスが出発して1時間ほどで明らかになった。
このルートは山越えだったのだ。
極端に言えば1日中いろは坂を走りっぱなし、という感じ。
スピードも時速40キロがせいぜいだ。
2つの町の間に位置するトリマ山の標高はなんと5215メートル!
耳がツーンとして何度も耳抜きしなければならない。
しかし、周りをグルッと取り囲んだ高山の景色の雄大なこと、雄大なこと。
見とれて写真を撮るのを忘れてしまったほどだ。
途中、事故渋滞に巻き込まれて、カリに到着したのは午後9時半。
結局、丸12時間バスに乗っていたことになる。
ターミナルで明日のイピアレス行きの時刻を聞くと、一番早い便は早朝4時に出るという。
これなら明日のうちにエクアドルに入れるかもしれない。
僕はカリの中心街まで行くのをあきらめて、バスターミナルから歩いて5分の安ホテルに宿をとったのだった。

扇風機と水シャワーで15000コロンビアペソ。
仮眠するだけなら十分だ。
<今日の支出>
タクシー(ホテル-ターミナル) 9000コロンビアペソ
バス代(ボゴタ-カリ) 37000コロンビアペソ
ドーナッツ3つ&コーヒー 3800コロンビアペソ
トイレ 600コロンビアペソ
トイレ 300コロンビアペソ
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