午前9時、ホテルまでピックアップに来たワンボックスカーに乗って空港へ。
ナスカ空港はとても小さな空港で、見渡す限り、セスナ以外は見当たらない。
僕も他のツアー客と一緒に6人乗りセスナに乗り込んだ。
ガイド役を兼ねたパイロットが「次は右側に○○が見えるよ!」と教えてくれ、そのたびに乗客全員がカメラを向ける。
僕も頑張ってデジカメのシャッターを切り続けたけれど、素人カメラマンの悲しさよ、後から見ても何がなんだか分からない(笑)。
  
いや、これは必ずしもカメラマンのせいだけでなく、ナスカの地上絵は年々風化が進み、模様が薄れていっているのだという。
模様の位置や大きさは一様ではなく、いくら自分の目で見ても、誰が何のために描いたのかという疑問はちっとも解決しないのだった。
続いては地上絵フライトとセットになっているインカの墓地跡へ。
   
数千年の間、ほとんど雨が降らないという気候がこんな生々しい保存を可能にしたらしい。
ちなみに現在かけられている屋根は2〜3年前のエルニーニョによる異常気象のときに慌てて設置されたものだそうだ。
さらに、ナスカ式土器作りと砂金採りのデモンストレーション見学。

なんだか観光客してるなぁ。
これはこれで楽でいい。
無事、ツアーは終了してホテルに帰還。
次の目的地であるアレキパ行きのバスの時間を調べると、夜10時発しかない。
ナスカの町は1時間もあれば1周できてしまう大きさなのだが、さらにブラブラ歩き回ってみる。
フジモリ大統領の選挙ペイントを発見したので、パチリ。

実は、ここ数日、僕がハマっているのが「インカ・コーラ」。

コーラが黄色いなんて、と思ったのだが、飲んでみるとラムネのような味がして旨い!
アルコールがダメな僕は地ビールの代わりに地ジュースを楽しんでいるのだった。
夕方、町をフラついていると、午前中のツアーで見かけた日本人2人とバッタリ。
僕にとって日本人と会うのははメキシコシティー以来でなんだか嬉しい。
町中の食堂で夕食をご一緒させてもらった。
 
メニューはチキンの丸焼きとフライドポテト。
これで約300円だ。
2人ともさらにペルーを回る予定だというが、バスは全員バラバラ。
「またどこかで会えるといいですね」とそれぞれのターミナルに向かったのだった。
僕の乗るバスは定刻より1時間半も遅れて午後11時30分発。
出発時刻を優先して選んだバスはまたもや2等で、僕の尾てい骨はシートの上で悲鳴を上げている。
<今日の支出>
空港税 5ソル
墓地跡保存協力金 3ソル
パンケーキ&ミネラルウォーター 7ソル
バス代(ナスカ - アレキパ) 40ソル
インターネットカフェ 9ソル
チキン丸焼き&インカコーラ 9ソル
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