「Los Angeles留学日記」

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9月27日(水)
いよいよPronunciation and Speech Improvement for Foreign-Born Professionals
まだ旅モードから抜け切れていない状態で3ヶ月ぶりの教室に向かう。
ちょっと緊張気味だ。

担当のMary Ann Murphy先生はたぶん僕と同じ年くらいの女性。
さすが発音矯正の先生だけあって英語は聞き取りやすく、親しみやすい感じだ。

まずは第1回目の授業のお約束、自己紹介から。
生徒は全部で12人。
ブラジル、エクアドル、ロシア、韓国、香港と国籍はバラバラで、日本人は僕の他に2人いる。
このくらいの少人数というのはいい。

この自己紹介を聞いていてびっくりしたのは、みんな英語がうまいこと。
僕から言わせれば「わざわざこんなクラスを取らなくても十分じゃないの?」というレベルなのだ。
これまでに僕が取ってきたESLのクラスは「英語」を学ぶ授業だったが、ここは英語の「発音」を矯正するクラス。
「発音」以外の英語に問題がない生徒が集まっていても不思議はないけれど、なにか話すたびに頭の中で言葉を探しているレベルの僕はかなりのプレッシャーを感じてしまう。
こりゃ、ついていくのが大変だぞ。

シラバスの説明の後、ラボ教室に移動。
プリントが配られ、その内容を持参したテープに録音するよう指示される。
このテープは先生に提出し、個別にどこが弱いのか診断してくれるのだそうだ。
ゆっくりていねいに読めばそれなりの発音はできるだろうが、それではあまり意味がない。
僕は、一応「L」と「R」や「th」の発音に注意しつつも、弱点さらけ出しのテープを提出したのだった。

続いてペーパーによる診断テスト。
内容は単語を音節に分けたり、アクセントやイントネーションを指摘したりするもの。
「laboratory」なんて中学生でも知っている単語だけれど、いざこれを音節に分けろと言われると悩んでしまう。
ちなみに正解は「lab-o-ra-to-ry」。
う〜む、「ボランティア」は日本語だと5音節だけど、英語では「vol-un-teer」で3音節なのね…。

このテストの中で僕がショックを受けたのが母音の長短を指摘する問題。
「save」と「safe」の「a」は長さが違うんだと!
そんなバカな!
辞書の発音記号は両方とも[ei]で同じじゃないか。

その他、「cap」と「cab」や「pig」と「pick」も母音の長さが違うのだという。
「peak」と「pick」が違うのは分かる。
でも、「pig」と「pick」は僕には全く同じにしか聞こえない。
困った、困った、困った(笑)。

この授業をしっかり受けていけば僕も“違いが分かる男”になれるのか!?
違いが分かるようになれば僕のリスニング能力も少しは向上するのか!?
指定されたテキストを買ってちょっと真剣に読んでみようと思う。

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