Making the Transition: A Guide to Interactive Media and the Internet for Entertainment Professionalsの授業に行こうと思ったらSanta Monica Blvd.が大渋滞。
なにかと思ってラジオの交通情報をチェックすると、West Hollywoodで行われるハロウィンパレードの交通規制が原因らしい。
そうか、今日はハロウィンなんだ。
すっかり忘れてた。
一昨年はWest Hollywoodまでパレードを見に行ったけれど、今年はお勉強なのねん。
今夜のトピックは「テクノロジーとエンタテイメントの融合」。
ゲストスピーカーはこの3人だ。
映画・マルチメディアプロデューサーのStu Miller氏
ストリーミングコンテンツプロダクションDigital PlanetのFay Greene氏
インターネット放送広告代理店HiWire.comの上級副社長、Adam Berns氏
まずそれぞれの経歴が紹介された後ディスカッションが行われる。
3人が共通して強調するのは「エンタテイメントがインターネットで配信されることで最も大きい変化は『視聴者の顔が見える』」ということ。
視聴時間もしっかりログに記録されるし、年令や性別はもちろんのことコンテンツに対する満足度も個々に調査することができる。
つまり、ここでも“One to One マーケティング”が行われるというわけだ。
NapsterとBMGが会員制の音楽有料配信で提携したというニュースもさっそく俎上にのせられた。
「Napsterの利用者数は世界最大のプロバイダーAOLの会員数と同じ。Napsterはどのユーザーがどんな曲をダウンロードしたかというデータを持っており、これは音楽の好みにおける世界最大のデータベースだ。その気になれば非常に強力なマーケティングを行うことができるだろう」
なるほどねぇ。
音楽業界の秩序を壊すゲリラ勢力というイメージが強かったNapsterだが、最初からこれを考えていたとすれば、めちゃくちゃ頭いいよなぁ。
ユーザーとしてはちょっと「だまされた!」っていう気がしなくもないけれど。
今日の授業で一番印象に残ったのは「視聴者の好みが細分化されるインターネットの世界でハリウッド映画のような大市場は可能なのか?」という質問に対するMiller氏の回答。
「この世界にはチャンネルが500あるのではない。視聴者ひとりひとりにカスタマイズされた“マイチャンネル”が1つ存在するだけだ」
うまく説明できないのだけれど、なにかが「見えた」感じがする。
常に最大多数をターゲットにしてきた地上波放送が目指すべき方向もきっとこれだ。
でも、頭の中がまだモヤモヤしている。
ああ、誰かとブレーンストーミングしてすっきりしたい!
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