メールボックスにAmazon.comからカタログが届いていた。
アメリカ人が年間消費支出の数十パーセントを費やすという12月のホリデーシーズンに向けたプロモーションの一環なのだろう。
僕がAmazon.comで買ったことがあるのは書籍だけだが、CDやビデオからおもちゃ、ギフト商品までまで様々な商品が並んでいる。
この一覧性の高さはやはり紙メディアならではのものだ。
書籍やCDといった他品種のものを指名買いするときにはウェブでの検索が便利だが、ギフト商品のようなものはありったけのアイテムを並べてもらってその中から選ぶという方がずっと決めやすい。
そういう意味ではe-Commerceに向かないジャンルというのも確実にある。
いずれにせよ緊縮財政の僕には誰かに贈り物をする余裕なんてないのだけれど(笑)。
「ソニーの野望」(麻倉怜士・著/IDGジャパン)読了。
(デジタルネットワークづくりにおけるソニーの特質は)垂直展開における「一気通貫」だ。コンテンツそのもの、その流通手段、そしてユーザーがコンテンツを得るための端末を一つの会社(グループ)ですべて受け持つというのも、これまたソニーだけでの技である。米国においてAOLとタイム・ワーナーの合併のようにコンテンツ会社が放送局やケーブル局を持つ例が増えているが、三つをすべてわが手に持っているのは、唯一ソニーのみだ。
基本的にはソニーの全面的な取材協力を得て書かれた本だからその分を割り引いて考えなければならないけれど、それでもデジタルネットワークに向けたソニーの独自性や先進性はよく分かる。
アメリカ発の企業やルールが幅を利かせるこの世界にあって貴重な日本銘柄であるソニーが頑張っているのはなんとなく嬉しい。
ソニー自体は「オレたちゃ日本じゃなくて世界銘柄だぜ」と思っているかもしれないけれど。
12月のBSデジタル放送開始に向けてデジタルコンテンツ開発を担当することになった某ディレクターからメールが届いた。
試行錯誤しながら新しいことにチャレンジしている様子が伝わってきてなんだかうらやましい。
こういう人と意見を戦わせながら番組作りができから楽しいだろうなぁ、と思いつつ、とりあえず、最近勉強しながら考えていることをまとめて返信する。
留学してからはや2年半。
今でも知識のインプットは楽しくてしょうがないのだけれど、同時にアウトプットの欲求がふつふつと高まってきているような気がする。
う〜ん、冬休みに一時帰国してプロデューサーやディレクターたちとブレストしたいなぁ。
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