「Los Angeles留学日記」

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11月7日(火)
今日はアメリカ大統領選挙の投票日。

当然のことながら僕には投票権はないし、「○○候補が勝った場合、日本に与える影響は…」的な議論も正直なところよく分からない。
それでも僕がこの選挙に興味を持つのは、アメリカ大統領選がメディア戦といった側面を持つから。
特に今回はまれにみる大接戦。
両陣営がテレビ公開討論やCM、さらにインターネットといったメディアをどう利用しているかという観点からチェックするだけでも十分面白いのだ。

そして、この選挙に関する最後のお楽しみが今まさに放送されているテレビの開票特番。
アメリカのテレビ屋がこの一大イベントをどう料理するかに興味津々だ。

朝から関連番組を放送していたCNNに続き、午後4時からCBSNBCABCの3大ネットワークも特番をスタートさせた。
僕もテレビの前に陣取ってザッピングモードに入る。

まず驚いたのは特番開始と同時に東海岸のいくつかの州の開票確定が発表されたこと。
これらの州では電子投票が行われており、投票用紙をいちいち数える必要はないのだ。

びっくりしたのはただ開票が早いからというだけではない。
結果が確定したこれら東海岸の州では午後7時だからもう投票はできないが、西海岸ではまだ午後4時。
これらの結果をテレビで見てからまだ投票所に行くことができるのだ。

日本の開票特番では全国の投票が終了するまで当確を打つことはもちろん、キャスターが情勢分析を口にすることさえできない。
それが投票行動に及ぼす影響を考えてのことだ。
唯一伝えることが許されているのは「○時現在の投票率」だけ。
だから投票終了時刻までは(僕が担当していた頃は午後6時。今は午後8時ですね)全国の注目選挙区から各地の投票率をリレー中継してつなぎ、解禁時刻と同時に出口調査の結果を一気に発表するという構成が定番だった。

いくら時差があるとはいえアメリカではこのアナウンス効果は問題にならないのだろうか?
特に今回のような接戦では東海岸の結果を見て投票行動を変える有権者もいるんじゃないだろうか。
フェアであることに重きを置くアメリカらしくないシステムだよなぁ。

各局とも中継が出ているのは両候補の地元のみ。
日本のように「○○候補の事務所を呼んでみましょう。△△さ〜ん!」というようなにぎやかさはなく、スタジオでキャスターと専門家がじっくりと情勢を分析するのがメインの構成になっている。
開票データを説明するのは日本と同じCG画面だが、BGMや音効は少な目で地味な印象だ。

西海岸時間午後6時現在、146対130でゴア氏が若干リード。
ホントはこのまま開票特番を見ていたいのだけれど、これから授業に行ってきます。

というわけでMaking the Transition: A Guide to Interactive Media and the Internet for Entertainment Professionalsの教室へ。
予想通り授業前の雑談のトピックは大統領選。
講師のAustin氏もスクリーンにCNNのサイトを映し、「カリフォルニアはゴアで決まりだから…」と票読みをしている。

今日のテーマはエンタテイメント業界でのキャリアを生かしたインターネット業界への転職。
ゲストスピーカーは、

Rare In Deed EnterprisesのJulie Williams氏
JCOMのJoyce Schwarz氏
Cfour PartnerのJennifer Happillon氏

3人ともヘッドハンティング的な仕事をしている女性だ。

「この中でインターネット業界へのキャリアチェンジを考えている人は?」という質問に対して手を挙げたのは教室内の約3分の1。
改めて生徒全員が自分のこれまでのキャリアを説明し、それに対して3人が関連する業界の転職事情について解説するというスタイルでディスカッションが進められる。
僕自身はアメリカで職探しをする予定がないので比較的冷静に見ていたが、具体的に転職を考えている人たちは熱心に質問をくり返していた。

そんな中で印象に残ったのは「インターネットの出現以来、求人市場はどんどん流動化している。近い将来、1人が生涯経験する職は4〜5種類になるだろう」という言説。
終身雇用が基本だった日本と事情は違うだろうが、産業構造がダイナミックに変化するという流れは程度の差こそあれ日本にもやってくるような気がする。

さらに、インターネットの機能自体が求人市場を活性化するという面もあるだろう。
そのうち人材オークションサイトなんていうのもできちゃうんだろうな。
う〜む、シビアだ。

「もしあなたがコンテンツビジネスに関わっているのならそれを続けなさい。メディアはどんどん変わっていくけれど、コンテンツが求められなくなることはありません」
そんな意見を聞いて少しホッとした僕なのだった。

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