久しぶりにEricが我が家を訪ねてきた。
EricはCSUN JSA(祝・ウェブサイトリニューアルオープン!)主催のLanguage Exchangeで知り合った香港人(国籍はイギリス)。
宇多田ヒカルのCDや「ラブジェネレーション」のビデオを見るだけでなく、日本人の友だちを積極的に作った結果、わずか数ヶ月で日本語の日常会話にはまったく不自由しなくなってしまったというすごいヤツだ。
母国語である広東語のほか、北京語、英語に堪能で、その上日本語(とフランス語も少し)使えてしまう彼を見ていると、語学習得に向く性格や才能があるんだなぁ、と感じてしまう。
以前に彼のアパートを訪ねたとき、トイレに置いてある日本語勉強ノートを発見してしまったから、彼がかなり努力したのはよく知っている。
でも、日本語を勉強し始めてから数週間の時点で日本語のテレビを見て覚えた単語を次々に指摘できる耳のよさや、初対面の外国人の輪の中にちゅうちょなく飛び込んで人気者になってしまう性格は、僕にはとてもマネできない。
嫌みでなく、ホント、尊敬に値するヤツなのだ。
僕は彼の日本語習得にたいして役立てなかったにもかかわらず、彼は僕を“日本語の先生”と呼ぶ。
ところが、今日も会話の中で僕がふさわしい英語を探しているわずかな時間に「英語じゃなくて日本語でいいよ」と言われてしまった。
そんな情けない“先生”がいるもんか(笑)。
ああ、せっかく仲良くなったのに僕は彼から全然学んでないなぁ(苦笑)。
そんな彼が今日会いに来たのは、いよいよ帰国の日が近づいたから。
CSUNを無事卒業した彼は10年ぶりに母国香港に帰ることにしたのだそうだ。
車を東に30分ほど走らせて新興チャイナタウン・モントレーパークの広東料理でディナー。
さすが本場の人間が太鼓判を押すだけあってめちゃくちゃ旨い!
僕らは小籠包をほおばりながら、つもる話に花を咲かせたのだった。
L.A.で知り合った留学生がひとりまたひとりと帰国していく中、またもや大切な友人との別れ。
それなのに不思議とセンチメンタルな雰囲気にならないのはEricの性格ゆえか。
「絶対、香港に来てね」
日本と香港ならそれほど遠くないし、いつかまた会えるに違いない。
最後はお互いの母国の連絡先を交換して固い握手。
さよなら、Eric。
楽しい時間をありがとう。
きっと遊びに行くからね。
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