今学期の授業も残すところあと3回。
試験らしい試験もないので気は楽だけれど、最後まできちんと勉強したい。
ということで、Pronunciation and Speech Improvement for Foreign-Born Professionalsの教室へ。
まずは先週に引き続きヘッドフォンをかぶって[i:]と[i]の発音練習から。
例文を読みながら僕が先生に何度も注意されたのは、無声子音の前の[i:]を「もっと素早く発音しなさい」という点。
たとえば、
heat - hid
reach - ridge
peak - pig
これらの下線部はすべて前者が[i:]で後者が[i]。
だが、同時に前者は無声子音の前で後者は有声子音の前。
「有声子音の前の母音は長くなる」の法則に従って、いずれも後者の方が長くなるのだ。
となると単純に「イー」と「イ」の違いとは言い切れなくなる。
音の長さの差ではなく、舌の位置と緊張度の違いで区別しなくてはならないのだ。
う〜む、この辺はかなり練習が必要かも。
続いて[]と[]の練習。
たとえばテキストのこんな例文をくり返し発音する。
I think it's a hat.
I think it's hot.
Do you see those caps?
Do you see those cops?
この例文を見る限り[]は「ア」、[]は「オ」と発音すればよさそうなものだが、実際は違う。
なにしろfatherもstartも[]なのだ。
先生の説明によると、一番の違いは[]は口の前方、[]は口の後方で発音するという点。
[]では舌先を下歯の根元に置いたまま舌の残りの部分を前方に押しつけるような感じ。
一方の[]は舌を全体的に奥の方に後退させ、喉に近い地点から出すのだ。
この中間に位置するのが[]。
つまり、発音位置の順に並べると、
hat[] - hut []- hot[]
cap[] - cup[] - cop[]
ということになる。
もちろん、発音位置だけでなく、舌の動きや唇の形も違う。
ヘッドフォンをかぶってひたすら練習。
先生の指摘によると、僕の場合、[]の発音が少し[]に近いらしい。
「もっと力を抜いてニュートラルな感じでやってごらんなさい」と言われるのだけれど、言われれば言われるほど舌が固くなって自然にできなくなってしまう(笑)。
う〜む、普段から意識して使わないとダメだよなぁ。
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