大晦日は久しぶりに日本のテレビをザッピングしながら年越し。
スタッフロールに知人の名前を見つけるたびに「みんな頑張ってるなぁ」なんて、マニアックな視聴者になっていた。
去年は3年に渡るL.A.生活を切り上げた後、5ヶ月強世界を旅して回り、帰国したとたんにいつの間にか仕事モードに突入というドタバタの1年だった。
たまった借金も返さなきゃならないし、今年はきっと仕事が中心の1年になるだろう。
腰を据えて真摯に、かつやんちゃにやっていこうと思う。
というわけで、今年もよろしくお願いします。
な〜んて新年らしいことはいいつつも、仕事が休みである以外に正月らしいことはせず、10冊ほどまとめ買いした本を片っ端から読みあさる。
テレビ局がつぶれる日(脇浜紀子・著/東洋経済新報社)
著者は読売テレビのアナウンサー。
L.A.に“マルチメディア留学”した(僕とほぼ同じ時期だ!)著者がインターネットとテレビの融合やメディア・リテラシー、テレビのデジタル化などについて辛口の問題提起をしている。
僕のような外部スタッフではなくテレビ局の社員ということもあってか現在の地上波テレビに対する危機感は強く、共感できる点も多かった。
現場のテレビ屋がみんなこんな風に問題意識を持っていれば面白い次世代コンテンツが作れるんじゃないかと思うのだけれど。
テレビ戦争勝組の掟?仕掛人のメディア構造改革論(小田久栄門・著/同朋社・角川書店)
著者は「ニュースステーション」や「朝まで生テレビ」の仕掛人にして、現BS朝日の会長。
僕は一度も会ったことはないが、“上の方のエライ人”として名前はよく聞いていた。
そんなパワフルで新しい挑戦をし続けてきた人でさえテレビのデジタル化、多チャンネル化の行く先には確固たるビジョンが見えていないようだ。
現場はまだまだ試行錯誤を続けていかなければならないのかもしれない。
電脳世界〜最悪のシナリオへの対応(ポール・ヴィリリオ・著/本間邦雄・訳/産業図書)
著者はフランスの都市計画研究家。
技術がもたらす情報化社会に対して「時間の速度」という観点から警鐘を鳴らしているのだけれど、僕にはハイレベルすぎてついていけなかった(笑)。
言葉としては理解できるのだけれど、うまく身体で受け止められない感じ。
3年後くらいに読み直したらきちんと理解できるだろうか。
さ〜て、次はなにを読もうかな。
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