今年の仕事始めは「Jam the World」の電話インタビュー録音から。
まずは来週一週間の「Earth Now」通し企画「今、大学を考える5つの視点」で(財)社会経済生産性本部の北浦正行さんにお話を聞く。
日本での大学時代はほとんど授業にも出ずに卒業してしまった僕なんかがたいしたことは言えないけれど、それでもアメリカの大学で経験した教授評価システムや社会人学習のためのカリキュラムなんかは日本にあったらいいなと思う。
面白い講座があれば日本でも仕事の合間を縫って勉強したいことはたくさんあるのに。
続いて、11日(金)放送予定、9月11日に世界貿易センタービル近くでテロに遭遇した日系アメリカ人の方のインタビュー。
テレビの映像ではなかなか伝わりにくいパニック現場のリアルな様子やその後の生活への心理的な影響を細かく聞く。
「世界に自分たちを嫌っている人がいるなんて大多数のアメリカ人は想像だにしていなかったと思いますよ」というあたり、妙に納得してしまった。
「エイジ・オブ・アクセス」(ジェレミー・リフキン著/渡辺康雄・訳/集英社)、ようやく読了。
いやぁ、面白かった。
21世紀の経済生活においてはモノを「所有」することの価値が薄れ、モノやサービスに必要なときだけ「アクセス」することが新しい流れになるというのが著者の主張。
知的資産や文化活動が新しい経済の主軸となり、「労働」よりも「遊び」や「経験」の商品化が特徴になるという。
工業化時代の人々が物質を自然から分捕り、改造することに執心していたとすれば、「アクセスの時代」の最初の世代は心理操作の方にはるかに興味を示すだろう。
マーケティングの新時代には「イメージが製品を表すのではなく、製品がイメージを表す」
カーペットなんか欲しがる人はいない。その上を歩きたいだけだ。
エンタテイメント屋としては深く考えさせられるテーマが満載の1冊だった。
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