「鈴木さん、スージ出ましたよ」
僕の顔を見るなりTプロデューサーが数枚の書類を手渡してくれた。
この世界で“スージ”といえば、当然、視聴率のこと。
前夜に放送された「The Street Fighters」の視聴率が出たのだ。
どこの番組でも会議で資料とされる視聴率表は2種類ある。
まずは「テレビ視聴率日報」と呼ばれるもの。

その日放送された全番組の平均視聴率が局ごとに一覧表で並べられている。
そして、もう1つは「毎分計」と呼ばれる折れ線グラフだ。
 
これを見ればどのコーナーで視聴者が増減したか一目瞭然。
いわゆる“瞬間最高視聴率”はこのグラフの頂点のことを指し、この結果を受けて人気コーナーを拡大したり、裏番組との兼ね合いやCMの位置を検討するわけだ。
番組スタッフにとってこの数字は視聴者から受け取る成績表のようなもの。
自分で満足のいく番組を作ったからといって必ずいい成績がもらえるわけではないのがツライところだけれど(笑)、つまらない番組がいい数字を取れることはほとんどない。
で、気になる「The Street Fighters」第一回の視聴率は1.6%(占拠率19.6%)。
横並び(同時間帯に放送されている裏番組との比較)ではトップの日テレに0.1%差の2位。
初回の数字としてはまあまあだろう。
放送開始と同時に第一段階オープンしたウェブサイトも順調に稼働しているとのこと。
さっそくウェブチームと使い勝手の部分でいくつかの改善点を相談し、手直しに入る。
この番組ホームページではまだまだやりたいことがいっぱいあるし、インターネットと連動することで番組自体にプラスのフィードバックがあることを証明したい。
「Jam the World」の新年初生放送は新ナビゲーター、パックンマックンのパックンことパトリック・ハーランさんがいよいよデビュー。
本人は相当緊張していたようだけれど、昨年末から何回も深夜のスタジオ空き時間を使ってリハーサルをくり返してきたかいあって、なんとか無事に立ち上げることができた。
生放送終了後、新・金曜チームの宮崎典子さん、平尾美保さんとスタジオで記念撮影。

頑張っていきましょう!
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