発注を受けた企画書を書き上げた後は、基本的に部屋に引きこもって読書とゲームの日々。
FF11はなんだかレベル上げに疲れてしまい、1人でもマイペースでできる「合成」に没頭する。
競売で仕入れた材料を自分のスキルに合わせて加工し、それをまた競売に売りに出すという作業だ。
モンスターと戦うのが王道のRPGでは邪道かもしれないが、合成スキルがちょっとずつ上がり、儲けの出せるアイテムを作れるようになるのが最近の喜び。
需要と供給によって価格が上下する市場の中でいかにして利益を出すか。
そこに資本主義の神髄を感じ取ると言っては大げさか(笑)。
読書の方は、半年近く部屋の片隅に積んであった「“民主”と“愛国”?戦後日本のナショナリズムと公共性」(小熊 英二・著/新曜社)をやっと読了。
なにしろ966ページもある分厚い大著。
まとまった時間が出来たのを幸いに、一気に読んでしまった。
一言で言えば「戦後日本の思想史」。
と聞くと、難解な文章を想像するが、著者の語り口は丁寧で分かりやすい。
普段そんな難しいことを考えない僕の頭にも内容がスラスラと入ってくる。
内容を説明すると966ページかかってしまうので(笑)あきらめるが、要するに戦後の様々な「思想」は右も左も「戦争体験」から導き出されてきたものらしい。
僕にとって印象深かったのは、「民主」とか「愛国」といったコトバはコトバそのものは変わらないまま、それが指し示す意味や範囲が少しずつズレ、極端な話、まったく正反対の立場の思想を表すことすらあるのだということ。
たとえば、今や右翼の定番ワードともいうべき「愛国」というコトバを終戦直後の共産党が主張していたとは想像すらしなかった。
分量だけでなく内容も濃い重量級の良著だと思う。
mousa.comの社長にしてオフ会仲間の大塚さんから呼び出しがあって、ケンシン、BIGLOBEのN君と共に渋谷でベジタリアン・ディナー。
ネットを使った音楽配信について意見交換する。
こうやって興味を同じくする仲間と語り合うのは楽しい。
久しぶりに上京したL.A.留学時代の仲間、シゲこと小山茂三を囲んで渋谷で飲み会。
なんと驚いたことに彼は地元愛知県武豊町の町議会議員に立候補して当選していた。
おいおい、いつの間にかセンセイ様かよ!
とはいえ、シゲはいつものシゲだった。
その若さとノリを生かして政界で一暴れして欲しいと思う。
頑張ってくれい!
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