世界一周の時、ニューヨークでお世話になったユウキさんが一時帰国しているという連絡をもらって六本木で会う。
ニューヨークでカレーライスをごちそうになった恩返しに、今度は僕が最近気に入っている古奈屋のカレーうどんをごちそうすることにしたのだ。
かの地で会ったときはタイムズスクエアのストリートライブで生活費を稼ぎながらの“役者修行中”だった彼だが、あれから2年8ヶ月でその努力は大きく実を結んでいた。
驚くなかれ、彼は今公開中の映画「ラスト・サムライ」に出演しているのだ!
エキストラじゃないぞ。
ちゃんとセリフもあってエンドロールに名前もクレジットされる俳優としてトム・クルーズと共演しているのだ!
スゴ過ぎるぜ!!
おみやげにアメリカ版「ラスト・サムライ」のプログラムとヘッドショットをもらって固い握手。
ニューヨークからL.A.に移り住んでさらなる飛躍に向けて努力を続けている彼にはぜひ頑張ってもらいたい。
そしていつか彼がハリウッドの大俳優になったとき、「ヤツとオレはカレーをごちそうしあう仲なんだぜ」と自慢するのだ(笑)。
そんなわけで、そのまま「ラスト・サムライ」を鑑賞。
ユウキさんが出演しているからというひいき目でなく、かなりよかった。
時代考証などツッコミどころもなくはないけれど、これまでの外国映画が描いてきた“なんちゃってJAPAN”ではなく、名誉を重んじ負ける戦いにも臨まなければならない侍魂がきちんと描かれていて、意外にも心揺さぶられた。
見ているうちにこれがハリウッド映画であることを忘れてしまうほどの(?)完成度。
これを外国人が見ればクレイジーと理解されにくかった「ハラキリ」や「カミカゼ」に対する見方も変わるかもしれないなぁ、なんてことを考えた。
「道路の権力」(猪瀬直樹・著/文藝春秋)読了。
道路公団民営化推進化委員として民営化に取り組んだ著者による1000日間のドキュメントだ。
若干我田引水っぽいところがなくはないものの、道路族議員や官僚との権力攻防がリアルに描かれていて迫力満点。
この本が世に出てこうした攻防が公開されたことだけでも氏が委員になった意味がある。
もちろん事後にこうして書籍にまとめることが大事ではあるのだけれど、もしこれが雑誌なり新聞なりインターネットなりでリアルタイムに発表されていたら、世論の盛り上がりもかなり違ったものになったんじゃないかと思う。
つい3週間前まで我が家で同居生活を送っていたEricがついに就職を決めた。
彼自身も望んでいた某国際投資銀行だ。
さっそく仲間にメールを回して恵比寿の焼肉屋で祝賀会を開く。
久しぶりに会ったEricは就職活動中とはうって変わって明るい表情をしていた。
まともに就職活動をしたことがない僕にはうかがい知れないが、3ヶ月間の無職状態は相当つらかったのだろう。
これで僕も一安心。
出世してたんまり稼ぐようになったら旨いもんごちそうしてもらおう、っと(笑)。
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