「Los Angeles留学日記」

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3月6日(月)
週に一度、最も集中力が求められるStrategies for the Online Entertainment Gold Rushのクラス。
スターバックスで買ったコーヒーを持ち込んで臨む。
というのも、寝不足気味だった先週、授業の前にコーヒーを買ったら講義内容がほとんど理解できたから、縁起をかつごうというわけ。
ま、$2.45で理解度が高まるのなら安い投資だ(笑)。

いつものように先週のデジタル業界のニュースについてのディスカッションから。
まず、「日本でプレイステーション2が発売された」という記事が紹介される。
秋葉原の電気街に並ぶ若者たちの写真はL.A. Timesの切り抜きだ。

先月の授業で僕がPS2の話題を持ち出したときには今ひとつピンと来ていないように見えたクラスメイトたちも、今日は積極的に意見を出してくる。
おそらく今回のニュースでSONYの壮大なオンライン戦略が報道され、やっとイメージがわいたたからだろう。
スタジオ(Universalだったかな?)に勤めるクラスメイトが「インターネットがスタジオの部署の統廃合をもたらしたけれど、PS2はそれを加速すると思う。つまり、映画、テレビ番組、音楽、ゲームといった各セクションがこれまで以上に連携をとって共同製作する必要があるからだ」と言っていたのが印象的だった。

次に「海外ドメインを他人に押さえられている有名多国籍企業が意外に多い」というニュース。
たとえばクレジットカードのAmerican Expressは当然「americanexpress.com」というドメインを押さえているけれど、世界の50カ国以上で「americanexpress.co.XX」(あるいは「com.XX」)というドメインを他人に取られてしまっているというのだ。
最も多い100カ国以上でドメインを押さえたIntelでさえ4カ国で取得に失敗しているという。

ここでショックだったのは講師のBradbury氏が「たとえばIntelの日本法人なら『intel.jn』…」と日本のトップドメイン「.jp」を知らなかったこと。
それだけならまだしも、企業を示す「.co」ドメインすら付けないで説明したのだ。
授業ではいつも「.com」を連呼しているというのに(笑)。
インターネットについて教えている講師でさえこうなのだ。
アメリカらしいと言ってしまえばそれまでだけど、それにしてもちょっとなぁ…。

というわけで、今夜のテーマはeCommerce。
これまで音楽、映画、テレビ、スポーツと各コンテンツとオンラインの関係についてやって来て、次はこれをどうビジネスに結びつけていくかというわけだ。

ゲストスピーカーはこの4人。

Digital MavenのCEO、Annie Van Bebber氏
Austin Digital Media ConsultingのPresident,、Chaz Austin氏
Hollywood VenturesのManaging Partner、Scott Fedewa氏
eMemoriesのCustomer Service Director、Liz Heuisler氏

先学期に僕が取っていた「Fundamentals of New Media for the Entertainment Professional」の講師だったChaz Austin氏とは久しぶりの対面だ。

授業はeCommerceについての基本的なディスカッションがあった後、Bebber氏がプロデュースしたRequestLines.com、Heuisler氏が手がけるeMemoriesのサイトを実際にブラウズしながら、そのコンセプトやサイト構成についての質疑応答という形で進められた。

RequestLines.comは一言でいうなら「FREE online dedication service」。
つまり「○○クンから■■ちゃんへこの曲を贈ります」というラジオリクエストをオンラインで申し込むサービス。
ラジオ業界出身で人脈の多いBebber氏ならではの企画だ。
一見、「音楽付きグリーティングカードサービス」にしか見えないのだけれど、きっとここに寄せられたリクエストが各地のラジオでオンエアされているのだろう。
近い将来、インターネットラジオ局が増えてくることを念頭においているのかもしれない。

eMemoriesはいわば「オンライン写真ギャラリー」。
自分で撮ったデジカメ写真にコメントを付けて世界中に(あるいは友だちだけに)公開できるというウェブサイトだ。

これのどこがビジネスになるのかというと、仕掛けはデジタルとアナログの境目にあった。
つまり、普通のカメラで撮ったフィルムを送るとそれをウェブ上に掲載してくれて、その中から希望した写真を紙焼きプリントして送ってくれるというサービスなのだ。
現像してスキャンするまでは無料というのも嬉しいし、欲しい写真だけプリントするというのも合理的。
グループ写真など、いちいち全員に焼き増しの希望を聞かなくても、掲載されたウェブのURLをメールで知らせれば各自が欲しい写真だけ勝手に注文できる。
こりゃ、よく考えられてるなぁ。

授業の最後にオンライン広告会社DoubleClickの個人情報管理についてプライバシー保護団体が反対運動を起こしている問題についての新聞記事が配られ、来週までに意見をまとめておくようにという宿題が出た。
そう、来週の授業はプライバシーと法律についてがテーマなのだ。
これはなかなか面白い授業になりそうだぞ。

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