「Los Angeles留学日記」

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3月9日(木)
Life and Language in the U.S.: Conversation and Accent Reductionの授業へ。
スーパーチューズデーの話題で軽いディスカッションがあった後、ヒラリー・クリントンについてのビデオ鑑賞。
興味がないわけじゃないのだけれどなぜか集中できず、理解度は60%くらい。
好不調の差が大きいのはいかんともしがたいなぁ。

帰りにダウンタウンのヤオハン改めミツワへ。
「TSUNAMI」のCDを買おうと思ったのだけれど品切れで入手できず。
換算レート表を見たら「100円=$1.20」と書いてある。
ということは1000円のシングルCDは$12.00(今日のレートで計算すると約1300円)。
たまにはこれくらいの贅沢もいいと思ったんだけどな。

帰宅すると、先日fujisan.comで注文した「アメリカ例外論」(シーモア・M・リブセット著/上坂昇・金重紘訳/明石書店)が届いていた。
注文から23日かかったけれど、在庫切れの取り寄せということを考えればまあまあなのかな。
526ページもある大作だけど、この週末からぼちぼち読み始めよう。

Strategies for the Online Entertainment Gold Rushの授業で配られた「Content in e-Commerce Sites」というタイトルの雑誌記事のリーディング。
要点をまとめてみよう。

他社と差別化して集客力を高めるため、雑誌スタイルのコンテンツを併設するe-Commerceの物販サイトが登場している。純粋な雑誌でもなくただのカタログとも違うこのコンテンツは「magalog」と呼ばれ、売上げに貢献している。

例に挙げられているのはeNutrition.com(栄養食品)、CheckOut.com(CD、ビデオ)、allpets.com(ペット用品)、MXGOnline.com(ファッション)、など。
フリーライターと契約した取扱い商品に関するレビューやインタビュー、さらにはショートムービーを用意しているところもある。
MXGOnline.comでは連動した紙媒体の雑誌を50万部発行した結果、アクセスが10倍に急増し、年間売上げも1000万ドルを突破したという。

要するに物販とコンテンツのハイブリッド。
エンタテイメント性の高いコンテンツを同時に発信することで買い物目的以外の客を引きつけ、頻繁な更新によってリピーターを確保することに成功したというわけだ。

だが、ここには問題もある。
コンテンツを用意するのが物販サイトである以上、扱っている商品の悪口は書かず、結局は形を変えた宣伝なのではないかという懸念だ。
ユーザーにとってコンテンツとコマースの境目があいまいになっているのではないか?
これに対して各サイト側はこう答えている。

「特定の商品をプッシュしない一般情報を載せているだけだ」
「我々が信頼できると判断した商品のみを扱っているので…」
「悪口を書くこともある。その場合ユーザーは他の商品を選ぶから特に問題はない」
「ネガティブな情報は必ずしも売上げ低下にはつながらない」

う〜ん、ちょっと歯切れが悪いぞ。
わざわざ自社の売上げを減らす記事を積極的に書くバカはいないもんなぁ。
もし契約ライターが悪口記事を書いたらきっとボツにしているに違いない(笑)。

記事はこんなまとめで終わっている。

客は信頼できる情報とその場で買える便利さの両方を求めている。広域帯インターネットが普及すれば物販とコンテンツの境目はますます分かりにくくなるだろう。状況がどんどん変化していく中でそこにルールを定めるのは至難の業である。

確かにルールを定めるのは難しいよなぁ。
だから、なんでもありのインターネットの世界ではダマされて痛い目に遭わないよう、まずはユーザーが情報の真偽を見極め、身を守らなきゃいけない。
だけど一方で悪徳業者の情報があっという間に広がるのもインターネットのいいところ。
ウソ情報を発信している業者は早晩ユーザーに見放され、淘汰の波に沈んでいくに違いない。
いや、そうなってもらわなきゃ困る。

先日読んだ「遊び心の経済学」(マイケル・J・ウルフ著/楡井浩一訳/徳間書店)にあった「あらゆるビジネスはエンタテイメント化する」という考えはこういうところから始まっているのだろう。
そういえば日本のe-Commerceサイトでも集客力アップのための企画会議に放送作家を招いているところがあるという。
誰か僕のことも招いてくれないかなぁ(笑)。

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