「Los Angeles留学日記」

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10月19日(日)
東京で職探しを続けるEricとの同居生活もちょうど1ヶ月を経過した。
2人とも「時間はあるけどお金はない」状態なので(笑)、必然的に部屋にいることが多くなる。
で、僕がやっていたFF11を興味深げに見ていた彼に説明しながら久しぶりのレベル上げ。
このところ合成&競売ばっかりやっていた僕にとっては数カ月ぶりの戦闘だが、これがなかなか新鮮で楽しい。
僕が外出しているときにはちゃっかりEricにプレイしてもらったりして(笑)。

先日読んだ「会社はこれからどうなるのか」(岩井 克人・著/平凡社)にちょっと感動したので、同じ著者の本を3冊買って続けざまに読む。

「二十一世紀の資本主義論」(岩井 克人・著/筑摩書房)
「貨幣論」(岩井 克人・著/ちくま学芸文庫)
「ヴェニスの商人の資本論」(岩井 克人・著/ちくま学芸文庫)

学者にありがちな難解な言い回しはなく、それでいてしっかり読めば「資本主義とは何か?」「貨幣とは何か?」といった大文字の経済の本質が理解できる(ような気がする(笑))。

例えば、「恐慌」とは何か?
それは「人々が商品より貨幣を欲しがってしまう状態」のこと。

例えば、「利潤」とはどうやって生まれるのか?
それは「2つの異なった価値体系の間の差異を媒介することによってのみ生まれる」。

単なる経済論ではなく、社会論、文化論をふまえているので読みやすいだけでなく、教養まで身に着いてしまう(ような気がする(笑))のもいい。
僕が特に考えさせられたのは、情報が商品化されるポスト産業資本主義でも資本主義の本質は変わらないという一節。

なぜならば、商品としての情報の価値とは、まさに差異そのものが生み出す価値のことだからである。事実、すべての人間が共有している情報とは、その獲得のためにどれだけ労力がかかったとしても、商品としては無価値である。逆に、ある情報が商品として高価に売れるのは、それを利用する人が他の人とは異なったことが出来るようになるからであり、それはその情報の開発のためにどれほど多くの労働が投入されたかには無関係なのである。

う〜む…。
そりゃそうなんだろうけどねぇ。

帰国したL.A.仲間のKenを囲んで日本橋で飲み会。
これから就職活動する彼の希望は映画業界。
厳しいだろうけど、ぜひ頑張ってほしい。

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